現地7月27日に開催されたF1ベルギーGPで、フォーメーションラップを走ったのち、雨量を理由にスタートディレイ、雨が止むまで約1時間20分にわたりセッションを中断したFIAの判断にドライバーやメディアからさまざまな意見が挙がっている。
【画像】世界を舞台に活躍する日本人F1ドライバー、角田裕毅の車から離れたオフの表情を厳選して紹介! 雨向きのセッティングをマシンに施しながら、ウェットコンディションのレースをさせてもらえなかったマックス・フェルスタッペン(レッドブル)は、この判断に明確に疑問を呈した。4連覇王者はセーフティカー先導でもう数周走っていればレースができたとして、FIAの“早すぎる”判断に異議を唱えた。
「もちろん、ターン1とターン5の間には水が多く溜まっていたが、セーフティカーの後ろで2、3周走っていれば、路面はもっとクリアになっていただろうし、コースの残り部分も走れる状態だった」(仏専門メディア『NEXTGEN-AUTO』より)
「雨のなかでは、こんな風に素晴らしい、伝統的なレースが台無しになる。『完全に路面が乾くまで待って、それからスリックタイヤでスタートしよう』と言った方がマシだろう。二度と雨のなかでのクラシックレースは見られなくなるだろう」(同)
この慎重すぎるFIAの姿勢にヘルムート・マルコ顧問、そしてルイス・ハミルトン(フェラーリ)、ニコ・ヒュルケンベルグ(キック・ザウバー)らは程度の差はあれど、批判的なコメントを残している。
一方でカルロス・サインツ(ウィリアムズ)は雨用セッティングとしていたものの、FIAの判断については「歴史を振り返ると、リスクを負うよりも慎重になりすぎるくらいの方が良いだろう」と2023年のフォーミュラ・リージョナルで雨による視界不良のなか死亡事故が発生した点などを引き合いに出し、安全面を重視するFIAの判断を支持した。
また、ジョージ・ラッセル(メルセデス)やシャルル・ルクレール(フェラーリ)、そしてグランプリウィナーのオスカー・ピアストリ(マクラーレン)もレース中断を決断したFIAを評価した。
そして英専門メディア『PlanetF1』は「大雨でのレースが許可されないのであれば、なぜドライバーやチームはウェットコンディションに備えて車を準備する努力をしなければならないのか疑問に思うだろう」とチームの適切な準備がかえって悪い結果を招いてしまう点を指摘しつつ、「FIAは安全な方法でイベントを開催する責任を負っている」と主張。さらに“スパ・ウェザー”に代表されるような天候の変化による順位変動などのレースの面白みに欠けると示唆し、「安全性とエンターテインメントのバランスを改善する余地はある」と綴った。
構成●THE DIGEST編集部
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一方でカルロス・サインツ(ウィリアムズ)は雨用セッティングとしていたものの、FIAの判断については「歴史を振り返ると、リスクを負うよりも慎重になりすぎるくらいの方が良いだろう」と2023年のフォーミュラ・リージョナルで雨による視界不良のなか死亡事故が発生した点などを引き合いに出し、安全面を重視するFIAの判断を支持した。
また、ジョージ・ラッセル(メルセデス)やシャルル・ルクレール(フェラーリ)、そしてグランプリウィナーのオスカー・ピアストリ(マクラーレン)もレース中断を決断したFIAを評価した。
そして英専門メディア『PlanetF1』は「大雨でのレースが許可されないのであれば、なぜドライバーやチームはウェットコンディションに備えて車を準備する努力をしなければならないのか疑問に思うだろう」とチームの適切な準備がかえって悪い結果を招いてしまう点を指摘しつつ、「FIAは安全な方法でイベントを開催する責任を負っている」と主張。さらに“スパ・ウェザー”に代表されるような天候の変化による順位変動などのレースの面白みに欠けると示唆し、「安全性とエンターテインメントのバランスを改善する余地はある」と綴った。
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