第4セットは石川の得点で先行したペルージャだったが、コラチが続けざまにレセプションで苦戦して形勢一転。石川はバックアタックや自身のディグからスペースへ流し込む打球を決めてチームを鼓舞する。13-14のラリー中、石川がアンテナ外のネット際でレシーブを上げて得点を引き寄せるが、目の前にいた副審がアウトの判定を下す。大事な場面だっただけにジャンネッリが猛抗議するも、ネット下部を支柱につなぐワイヤー部分とボールの接触が映像で確認され、得点はトレンティーノに入った。
安定性を欠くレセプションによる負担と、リズムに乗り切れないストレスからか激高が収まらない司令塔を監督が一喝するも、そこからペルージャは相手にブレーク3回を献上してしまう。ライト攻撃をブロックに阻まれた石川は、16-21となったタイミングでドノヴァン・ジャヴォロノク(チェコ共和国)と交代でベンチへ下がった。
その後、コラチの見事なディグからロセルが得点した瞬間に会場の照明が消えてリプレー。だが、次のプレー中にオフィシャルのブザーが鳴って再度リプレーとなる事態が発生と集中維持が難しいなか、終盤にセメニウクの連続得点で2点差まで詰め寄った。しかし、反撃はここまでとなり、OPフォールの試合最多29得点目で2度目のマッチポイントを締めくくったトレンティーノに軍配が上がった。ペルージャは2連敗を喫して暫定2位。繰り上げ開催分を除いて消化試合数を揃えた順位では3位に後退となった。
石川は第2セット後半から第4セット終盤までコートに立ち6得点(アタックのみ)。ペルージャは背番号14のコートインで明らかにボールがつながり始めたが、トレンティーノの決定力と粘り強い守備に屈する形となった。
初黒星となったヴェローナ戦を前向きに評価したアンジェロ・ロレンツェッティ監督だったが、この日はクラブ公式インタビューで、「技術で対抗する場面で我々はもっと決定的なパフォーマンスをしなければいけない」と苦言を呈した。フィジカルを前面に押し出した戦い方に遷移するリーグに順応するには、「我々は別の武器・手段を獲得する必要がある。それを実行するには、メンタル面の準備が欠かせなくなる」と言及。今後、新たな策を講じることになりそうだ。
連敗に落胆するジーノ・シルチ会長は、「手痛い仕打ちを受ける結果となった。(前節で)ヴェローナに敗れたことが、前進するための足掛かりとなるはずだった。終始ペルージャらしからぬ戦いぶりで、これでは間違いなくサポーターやスポンサーが離れていってしまう」と、厳しい評価を下した。
次戦は、ペルージャが世界クラブ選手権に出場のため繰り上げ開催されるレギュラーシーズン後半1節(日本時間11月27日午前4時30分開始予定)。白星を取り戻すべく、ホームでヴェロバレー・モンツァとのシーズン2戦目に臨む。
構成●THE DIGEST編集部
【動画】ペルージャ石川祐希が出場した、トレンティーノ戦のダイジェスト!
安定性を欠くレセプションによる負担と、リズムに乗り切れないストレスからか激高が収まらない司令塔を監督が一喝するも、そこからペルージャは相手にブレーク3回を献上してしまう。ライト攻撃をブロックに阻まれた石川は、16-21となったタイミングでドノヴァン・ジャヴォロノク(チェコ共和国)と交代でベンチへ下がった。
その後、コラチの見事なディグからロセルが得点した瞬間に会場の照明が消えてリプレー。だが、次のプレー中にオフィシャルのブザーが鳴って再度リプレーとなる事態が発生と集中維持が難しいなか、終盤にセメニウクの連続得点で2点差まで詰め寄った。しかし、反撃はここまでとなり、OPフォールの試合最多29得点目で2度目のマッチポイントを締めくくったトレンティーノに軍配が上がった。ペルージャは2連敗を喫して暫定2位。繰り上げ開催分を除いて消化試合数を揃えた順位では3位に後退となった。
石川は第2セット後半から第4セット終盤までコートに立ち6得点(アタックのみ)。ペルージャは背番号14のコートインで明らかにボールがつながり始めたが、トレンティーノの決定力と粘り強い守備に屈する形となった。
初黒星となったヴェローナ戦を前向きに評価したアンジェロ・ロレンツェッティ監督だったが、この日はクラブ公式インタビューで、「技術で対抗する場面で我々はもっと決定的なパフォーマンスをしなければいけない」と苦言を呈した。フィジカルを前面に押し出した戦い方に遷移するリーグに順応するには、「我々は別の武器・手段を獲得する必要がある。それを実行するには、メンタル面の準備が欠かせなくなる」と言及。今後、新たな策を講じることになりそうだ。
連敗に落胆するジーノ・シルチ会長は、「手痛い仕打ちを受ける結果となった。(前節で)ヴェローナに敗れたことが、前進するための足掛かりとなるはずだった。終始ペルージャらしからぬ戦いぶりで、これでは間違いなくサポーターやスポンサーが離れていってしまう」と、厳しい評価を下した。
次戦は、ペルージャが世界クラブ選手権に出場のため繰り上げ開催されるレギュラーシーズン後半1節(日本時間11月27日午前4時30分開始予定)。白星を取り戻すべく、ホームでヴェロバレー・モンツァとのシーズン2戦目に臨む。
構成●THE DIGEST編集部
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