ベンタラはこの試合を含め直近の勝利試合すべて(4試合)でMVPを獲得。第2セットでアタック決定率100パーセントを記録するなど圧倒的なパフォーマンスを続けている。絶好調なOPにトスがやや集中しがちなところだが、セメニウクとプロトニツキのOH2選手に復調が見られたことはペルージャにとって好材料となったはずだ。
大阪ブルテオンからレンタル移籍でチステルナ2季目のOH垂水は、残念ながら出場機会のないまま試合を終えた。
怪我により欠場を強いられた石川が取材に応じ、まずはエンド席から見守ったチームメイトたちの戦いぶりについてこのように評価した。
「サイドからの攻撃で決定率が前回の試合よりも非常に上がっていたと思います。改めてもう一度、トスの速さの改善に取り組んでいるところなので、その効果が出ていたなと感じました。シモーネ(・ジャンネッリ)から最初のトスをしっかりともらうために、やっぱり一発目のパスに高さを持たせなければいけないんですが、今日の試合はその高さが出せていました。非常にいいバレーができているなと思いながらコートの外から見ていました」
そして、気になるのは負傷の状態。
「前日の練習でちょっと左膝を痛めてしまって。着地とかではなくて動きの中で痛めた感じですね。今朝(試合当日)MRI検査をして診断結果を待っているところです。軽いものだとは思っていて、またしっかり調整していきたいです」
アスリートには予想できない故障が付き物とは言え、OH陣の中で最も数字を残こしつつ2季目の手ごたえを感じるパフォーマンスを続けていただけに本人も口惜しいはず。「チステル戦は先発入りを予想していた。悔しいですね」と伝えると、大きくうなづきながら「そうですね」を2度繰り返してこのように述べた。
「今回の試合に向けてしっかり準備をしていましたし、僕自身も出場する予定だと思っていたので、こういう結果になってしまって出れなかったのは残念です。けれど、シーズンは長いのでまずはしっかりとコンディションを整えて万全の状態でまたコートに立てるようにしたいと思います」
試合翌日、診断結果について石川本人に改めて取材すると、重大な故障は確認されず違和感程度の軽傷でまったく心配はないとのこと。チームもさぞ胸をなでおろしたことだろう。今後はドクターやトレーナーと相談しながら、復帰へ向けて取り組むという。大事をとって少しの間コートから離れることになるが、まだシーズンは半ば。「無理をせず、回復に努めます!」と電話口から聞こえた明るい声に心底ほっとさせられた。
最終節を前倒しで終えているペルージャのレギュラーシーズン前半戦は残すところ2試合。9節となる次戦(日本時間12月4日午前4時30分開始予定)で、ユアサバッテリー・グロッタッツォリーナとのアウェー戦に挑む。
取材・文●佳子S.バディアーリ
【動画】ペルージャ、最新試合ハイライト
【現地取材】ペルージャ、2試合ぶり白星で暫定首位返り咲き! 今季最短出場の石川祐希は「僕の準備不足と実力不足」と反省した“予想外の起用“
大阪ブルテオンからレンタル移籍でチステルナ2季目のOH垂水は、残念ながら出場機会のないまま試合を終えた。
怪我により欠場を強いられた石川が取材に応じ、まずはエンド席から見守ったチームメイトたちの戦いぶりについてこのように評価した。
「サイドからの攻撃で決定率が前回の試合よりも非常に上がっていたと思います。改めてもう一度、トスの速さの改善に取り組んでいるところなので、その効果が出ていたなと感じました。シモーネ(・ジャンネッリ)から最初のトスをしっかりともらうために、やっぱり一発目のパスに高さを持たせなければいけないんですが、今日の試合はその高さが出せていました。非常にいいバレーができているなと思いながらコートの外から見ていました」
そして、気になるのは負傷の状態。
「前日の練習でちょっと左膝を痛めてしまって。着地とかではなくて動きの中で痛めた感じですね。今朝(試合当日)MRI検査をして診断結果を待っているところです。軽いものだとは思っていて、またしっかり調整していきたいです」
アスリートには予想できない故障が付き物とは言え、OH陣の中で最も数字を残こしつつ2季目の手ごたえを感じるパフォーマンスを続けていただけに本人も口惜しいはず。「チステル戦は先発入りを予想していた。悔しいですね」と伝えると、大きくうなづきながら「そうですね」を2度繰り返してこのように述べた。
「今回の試合に向けてしっかり準備をしていましたし、僕自身も出場する予定だと思っていたので、こういう結果になってしまって出れなかったのは残念です。けれど、シーズンは長いのでまずはしっかりとコンディションを整えて万全の状態でまたコートに立てるようにしたいと思います」
試合翌日、診断結果について石川本人に改めて取材すると、重大な故障は確認されず違和感程度の軽傷でまったく心配はないとのこと。チームもさぞ胸をなでおろしたことだろう。今後はドクターやトレーナーと相談しながら、復帰へ向けて取り組むという。大事をとって少しの間コートから離れることになるが、まだシーズンは半ば。「無理をせず、回復に努めます!」と電話口から聞こえた明るい声に心底ほっとさせられた。
最終節を前倒しで終えているペルージャのレギュラーシーズン前半戦は残すところ2試合。9節となる次戦(日本時間12月4日午前4時30分開始予定)で、ユアサバッテリー・グロッタッツォリーナとのアウェー戦に挑む。
取材・文●佳子S.バディアーリ
【動画】ペルージャ、最新試合ハイライト
【現地取材】ペルージャ、2試合ぶり白星で暫定首位返り咲き! 今季最短出場の石川祐希は「僕の準備不足と実力不足」と反省した“予想外の起用“
関連記事
- 【現地取材】ペルージャ、2試合ぶり白星で暫定首位返り咲き! 今季最短出場の石川祐希は「僕の準備不足と実力不足」と反省した“予想外の起用“
- 【現地取材】ヴェローナに敗れたペルージャ石川祐希が自省、次節の昨季王者との一戦は「またレベルの高い試合になると思う。こういう試合を勝っていくために日々練習している」
- 【現地取材】チーム最多16得点の石川祐希を直撃「もったいないミスを…」垣間見せた“一本への拘り“ 次戦は因縁の相手「フィジカル勝負以上に…」
- 【現地取材】開幕3連勝後の石川祐希を直撃! 過酷なセリエAで良好コンディションを維持する“秘訣”を告白
- 【現地取材】ペルージャ2季目を迎えた石川祐希を本拠地で直撃! 求められる高いレベル、変わらぬ“イシカワ節“「まだまだできることはある」




