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ゴルフ

たかだか3試合に予選落ちしただけ。世界を見据えて“改造“に踏み切った渋野日向子の決断は間違っていない

山西英希

2020.08.26

 当然、この流れは女子の世界にも及んでいる。今年のドライビングディスタンス1位のマリア・ファッシは292・063ヤードを記録し、渋野の昨年の数字を当てはめると141位となる。もちろん、飛ばすだけがゴルフではないが、メジャーともなれば、距離が長いだけでなくラフも伸ばしてくる。セカンドショットを短いクラブで打てるほうがラフからも出しやすいことは言うまでもない。
 
 確かにスイング改造や肉体改造にはリスクが伴う。過去にもそれが原因で消えていった選手も少なくない。ただ、現状維持のままでは上位に行けないことも事実だ。世界のレベルアップは明らかに加速しているし、まだ21歳だから焦る必要がないと考えるのもいかがだろう。科学的な根拠に基づき、フィジカルとテクニカルを徹底して鍛えるゴルフアカデミーが増えたことで、若年層の成長は世界的な流れでもある。悠長に構えていたら、あっという間に置いていかれるのだ。

 渋野がさらなる進化を求める以上、スイングと肉体の改造に踏み切ったタイミングは決して間違っていない。あとはどれだけ完成度を高めていくかだが、渋野のポテンシャルを考えれば、それほど時間はかからずに第一線に戻ってくるのではないだろうか。

文●山西英希

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