結果的に27パットだったが、短いパットを打つときでもカップの反対側にボールをぶつけるようにして入れるシーンが少なくなかったこの日の渋野。それがコウライグリーンだからなのか、本来のパッティングスタイルに戻りつつあるのかは分からないが、プラス材料になっていることは間違いない。どちらにしても、以前のような不安げな様子はグリーン上では見られない。最終18番パー4では、約2メートルのパーパットを残したものの、カップのど真ん中から沈めてみせた。それもストロークとラインの読みに自信が出てきたからだろう。
また、ドライバーショットでは以前よりも体重移動を行い、大きく振り上げて大きなフォロースルーを出すイメージで振るようにしたところ、飛距離が伸びて曲がりも少なくなってきたという。スイングや攻め方など一時期は昨年の自分に戻りたいと考えていたが、それがよくないことだと気づき、新たな自分を作り上げていくことに舵を切り直した。昨年の自分に戻ることは成長にはつながらないと考えたからだ。
その判断が正解かどうかは分からないが、今のところ楽しくゴルフができるようになったと渋野は言う。2日目は今季初の最終組でのラウンドとなる。「緊張感を持って回れると思いますが、その中でも今自分ができることを最大限発揮できるように頑張りたいです」と語る。渋野のゴルフがどのように変わろうとしているのか、それを確かめる意味でも見どころの多い18ホールになりそうだ。
文●山西英希
また、ドライバーショットでは以前よりも体重移動を行い、大きく振り上げて大きなフォロースルーを出すイメージで振るようにしたところ、飛距離が伸びて曲がりも少なくなってきたという。スイングや攻め方など一時期は昨年の自分に戻りたいと考えていたが、それがよくないことだと気づき、新たな自分を作り上げていくことに舵を切り直した。昨年の自分に戻ることは成長にはつながらないと考えたからだ。
その判断が正解かどうかは分からないが、今のところ楽しくゴルフができるようになったと渋野は言う。2日目は今季初の最終組でのラウンドとなる。「緊張感を持って回れると思いますが、その中でも今自分ができることを最大限発揮できるように頑張りたいです」と語る。渋野のゴルフがどのように変わろうとしているのか、それを確かめる意味でも見どころの多い18ホールになりそうだ。
文●山西英希