過去2度のワールドカップで日本代表の前に立ちはだかってきたスコットランド代表SHグレイグ・レイドローも来日し、NTTコミュニケーションズシャイニングアークスでプレーする。「ラグビープレイヤーとしてもさらに強化していく。自分のベストを尽くしたい」と、バレットと同じく成長への強い意欲を見せている。

　さらに、一昨年のワールドカップで6トライを決め南アフリカ代表の優勝に貢献した快足WTBマカゾレ・マピンピ（NTTドコモレッドハリケーンズ）、同じく優勝メンバーのLOフランコ・モスタート（Honda HEAT）、同大会準優勝メンバーであるイングランド代表LOジョージ・クルーズ、ウェールズ代表CTBハドレー・パークス（以上パナソニック ワイルドナイツ）、オーストラリア代表の現役キャプテンのFLマイケル・フーパー（トヨタ自動車ヴェルブリッツ）など、まるでワールドカップの再来のようなビッグネームがずらりと揃う。
  　もちろん世界を沸かせた日本代表も負けていない。東芝ブレイブルーパスではワールドカップ2大会でキャプテンを務めたNO8 / FLリーチ マイケル、キヤノンイーグルスでは代表の心臓部であるハーフ団のSH田中史朗とSO田村優、サントリーサンゴリアスでは代表の攻守の要となったCTB中村亮土が新キャプテンとして、そしてパナソニック ワイルドナイツではPR稲垣啓太、HO堀江翔太、HO坂手淳史、SO/CTB松田力也、そして代表を引退し医師を志すWTB福岡堅樹といった、世界にその名を轟かせたトッププレイヤーたちが腕を撫す。

　新型コロナウイルスの感染拡大の影響で開幕節の一部の試合が中止となり、トップリーグは逆風の中での船出となったが、世界の至宝たちが再びスタジアムを沸かせる日はすぐそこまで来ている。

取材・文●齋藤龍太郎（楕円銀河）

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