このようにF１を熟知するチーム首脳の下で新たな挑戦を開始する角田が、レジェンドたちと同じ成功の道を辿ることができるかどうか、非常に楽しみである。

　ちなみに、成功の目安のひとつとして年俸額が挙げられるが、ドイツ・ミュンヘンの新聞『HALLO MUNCHEN』は、今季のドライバー全20人の推定年俸を報じており、角田は最低額の20万ユーロ（約2500万円）。同じルーキーのミック・シューマッハーは40万ユーロ（約５千万円）で17位、ニキータ・マゼピン（ハース）は30万ユーロ（約3700万円）で19位、そしてガスリーは150万ユーロ（約１億8000万円）で13位となっている。
  　去就が注目されるメルセデスの王者ルイス・ハミルトンは、契約を交わせば4000万ユーロ（約49億円）を手にするというが、これは２位マックス・フェルスタッペン（レッドブル）の2.5倍（！）の額である。角田はこの先、どこまで自身の価値を上げていけるだろうか。

構成●THE DIGEST編集部

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