「道のりは長く、経済的な観点からも重要なステップを踏み出すことになる。どのマシンでMotoGPに行くかはまだ決まっていないが、僕らの心にヤマハがあることは確かだ」
しかし、MotoGPクラスに参入する場合、ヤマハ以外のマシンを選択する可能性も残っている。昨シーズン中からロッシは「スズキの進歩には感銘を受けている」と語っており、アプリリアは2021年いっぱいでグレシーニ・レーシングと袂を分かち、2022年以降の参戦体制が不透明なためだ。
2021年シーズンはマリーニのサポートとMoto2に集中し、Moto3クラスへの参戦を中断するチーム・VR46が、もし2022年からのMotoGP参入を決断した場合、ロッシとマリーニの兄弟コンビが誕生するという公算も決してゼロではない。
仮にMotoGPクラスに参戦し、ロッシがチーム・マネージャーに就任して多くのスポンサーが集まった場合、Moto2はこれまで通り継続、Moto3クラスはバニャイアの父親ピエトロが監督を務めるCIV(イタリア選手権)のチームが昇格するものと予想されている。
いずれにしても9回も世界タイトルを戴冠した“THE DOCTOR”の決断が、2022以降のMotoGP勢力図に大きな影響を与えることは間違いない。
文●甘利隆
著者プロフィール/東京造形大学デザイン科卒業。都内デザイン事務所、『サイクルサウンズ』編集部、広告代理店等を経てフリーランス。Twitter:ama_super
しかし、MotoGPクラスに参入する場合、ヤマハ以外のマシンを選択する可能性も残っている。昨シーズン中からロッシは「スズキの進歩には感銘を受けている」と語っており、アプリリアは2021年いっぱいでグレシーニ・レーシングと袂を分かち、2022年以降の参戦体制が不透明なためだ。
2021年シーズンはマリーニのサポートとMoto2に集中し、Moto3クラスへの参戦を中断するチーム・VR46が、もし2022年からのMotoGP参入を決断した場合、ロッシとマリーニの兄弟コンビが誕生するという公算も決してゼロではない。
仮にMotoGPクラスに参戦し、ロッシがチーム・マネージャーに就任して多くのスポンサーが集まった場合、Moto2はこれまで通り継続、Moto3クラスはバニャイアの父親ピエトロが監督を務めるCIV(イタリア選手権)のチームが昇格するものと予想されている。
いずれにしても9回も世界タイトルを戴冠した“THE DOCTOR”の決断が、2022以降のMotoGP勢力図に大きな影響を与えることは間違いない。
文●甘利隆
著者プロフィール/東京造形大学デザイン科卒業。都内デザイン事務所、『サイクルサウンズ』編集部、広告代理店等を経てフリーランス。Twitter:ama_super