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格闘技・プロレス

“房総のバッドボーイ”の必然的敗北。元西武・相内誠が悔しさを滲ませた理由とは?「野球上がりってことで…」

THE DIGEST編集部

2021.03.01

試合後に「不甲斐ない」と漏らした相内は、今後の格闘人生についても見通した。 写真:滝川敏之

試合後に「不甲斐ない」と漏らした相内は、今後の格闘人生についても見通した。 写真:滝川敏之

 野球人生で培ったポテンシャルを発揮できぬまま、防戦一方で敗れた。“房総のバッドボーイ”という触れ込みとは程遠いパフォーマンスだっただけに、試合後の会見で『RISE』の伊藤隆代表が「プロの洗礼。もしかしたらこうなるかなとは考えていた」と明かしたように、必然的な敗北とも言えた。

 だが、「やっぱり、野球上がりってことで、注目してくれた方が多かったと思う。そういうなかで、こっちの道で行けるんじゃないの、センスあるんじゃないのって可能性を少しでも見せたかった」と悔しさを滲ませた本人は、「不甲斐ない」と唇をかみしめる。
 
「『こんなんでやっていけるの』って思われてしまうような試合をしてしまったと思う。それが悔しいです。このままだったら無理だなと思ったので、しっかり練習を積まないと、寿命の詰み合いですから。命に関わるスポーツですし、中途半端な気持ちで始めたわけじゃないので、もっと練習に取り組まないと、という感じです」

 ここで投げ出すわけにはいかない。次なる戦いに向けて「足りないのはディフェンスとスタミナ。練習でやったことを発揮するにはスタミナが必要ですし、しっかりディフェンスできなければ自分の攻撃に持っていけない」と課題は明確に見えている。再起を懸けた戦いは、まだ始まったばかり。「這い上がりたい」と口にした男が、今回の惨敗からどう立ち直るかに注目したい。

構成●THE DIGEST編集部
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