この中で、テスト前には同じルーキーでもミハエル・シューマッハーの息子であるミック（ハース）に多くの注目が集まっていたのが、週末が過ぎる頃には、人々の視線は角田に移っていたと同メディアは綴り、以下のように続けた。

「（レッドブル・グループの責任者である）ヘルムート・マルコは、テストの最終日に自身の選択が正しかったことを証明した。角田はフェルスタッペンにわずか10分の１遅れの２位につけた。それがテストでのタイム、そしてDRSに関する“疑惑”が渦巻くものであったとしても、彼が容易にマシンを扱い、スムーズに走らせたことは非常に印象的だ」
  　F1公式サイトも角田のオンボード映像をフェルスタッペンのものと並べて公開しており、今回のテストで日本人ルーキーが主役のひとりとなったことは間違いない。関係者やファンに強い印象を与えた彼は、３月28日に開幕する新シーズンでも世界に驚きを提供することになるのだろうか。

構成●THE DIGEST編集部

【動画】Ｆ１公式が公開した角田裕毅とフェルスタッペンのオンボード映像