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モータースポーツ

「スタートで慎重になり過ぎて…」角田裕毅、満足と失望が入り混じるF1デビューも、チーム代表は「ファンタスティック」と称賛

THE DIGEST編集部

2021.03.29

 チームプリンシパルのフランツ・トストは、角田について「理性的過ぎるスタートで幾つかポジションダウンし、ハードブレーキで右前輪にフラットスポットを作ってしまった」とスタート時の問題を指摘しながらも、「F1での最初のレースで、彼はファンタスティックな仕事を果たした」と称賛している。

「ユウキには、良いレースをするにはファーストラップを無事に終えることが必要だと話していたが、彼はしっかりそれをやってのけた。多くの名手たち相手に素晴らしいオーバーテイクを見せ、どのタイヤでもコンペティティブなラップタイムを維持した。キミやランスといったドライバーとの戦いは素晴らしく、9位という順位に相応しい走りを見せた。今季、この先がとても楽しみだ」
 
 チームメイトのピエール・ガスリーは予選5位もレース序盤の接触により下位での走行を余儀なくされ、最終的にリタイアしたが、終盤のラップタイムは非常に速く、シャシーとホンダのパワーユニットとのパッケージが高いポテンシャルを秘めていることが、改めて証明された。

 次戦は4月16日より、チームの本拠地イタリア・ファエンツァからも近いイモラで行なわれる。角田にとっては、今冬のプライベートテストで十分に走り込んだ勝手知ったるサーキットであり、「ホーム」でさらなる驚きを世界に発信するかもしれない。

構成●THE DIGEST編集部

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