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モータースポーツ

角田裕毅、歴代ドライバーのF1デビュー戦と比べても遜色なし!仏メディアは早期昇格と「困難の到来」を予想

THE DIGEST編集部

2021.04.08

 現在の角田のチームメイトであるピエール・ガスリーは2017年途中からのデビューで、予選15、決勝14位。そのガスリーが他レースとの兼ね合いで欠場した同年アメリカGPでブレンドン・ハートレイが代役としてデビュー、予選18位、決勝13位の結果を残した。そして2019年にデビューしたのはアレクサンダー・アルボンで、初戦の成績は予選13位、決勝14位だった。

 このような先輩たちに結果でも内容でも負けないデビュー戦を飾った角田。この先、どのようなキャリアを歩むかが興味深いところだが、デビュー戦ではリタイアも、そこから凄まじい上昇曲線を描いていった現レッドブルのエースドライバー、フェルスタッペンの軌跡を辿ることができればベストだろうし、チームスタッフもそれを期待しているはずだ。
 
 レッドブルのヘルムート・マルコ顧問は、「慌ててレッドブルに昇格させて、角田を燃え尽きさせるつもりはない」と語り、大事に育てることを明言したが、一方でセルジオ・ペレスの結果次第では角田の早期昇格もあり得ることを匂わせている。

 フランスの専門メディア『LE MAG SPORT AUTO』は、後者の可能性が高いと見ており、「シニアチームに“追いやられ”、困難の時がすぐに到来する」と記述。これは、過去にガスリー、アルボンら多くのドライバーが厳しいノルマを課せられ、短期間でシートを失ったことによるものだ。

「超クレイジーなプレッシャーは、過去に多くの犠牲者を出したが、これはフェルスタッペンのような最強のドライバーを“孵化”させるためのレッドブルの戦略である」と同メディアは綴っているが、果たして角田が辿るのはどちらに道だろうか。

構成●THE DIGEST編集部

【動画】デビュー戦で9位入賞!角田のオーバーテイクシーンをチェック

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