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【皐月賞】人気2頭の牙城を脅かす伏兵は?馬場状態から見た単穴候補、特注の大穴を一挙紹介!

三好達彦

2021.04.17

 その他には若葉ステークス(L、阪神・芝2000m)を1分59秒5の好時計で勝ったアドマイヤハダル(牡3歳/栗東・大久保龍志厩舎)、スローペースになった弥生賞(G2、中山・芝2000m)で展開の利を生かして逃げ切ったタイトルホルダー(牡3歳/美浦・栗田徹厩舎)、きさらぎ賞(G3、中京・芝2000m)でヨーホーレイクを降しているラーゴム(牡3歳/栗東・斉藤崇史厩舎)が上位を窺う存在として挙げられる。 

 そして、ここに“特注”の穴馬として加えておきたいのが、エポカドーロで2018年の皐月賞を制したトレーナーが送り出すレッドベルオーブ(牡3歳/栗東・藤原英昭厩舎)。朝日杯フューチュリティステークスを3着としたあとは休養に充て、皐月賞は4か月ぶりの実戦となるが、休ませた効果からだろう。馬体の成長がひと際目立っている。

 馬場の悪化は歓迎できないが、継続騎乗する福永祐一騎手は追い切りのあと、「時計は遅めでも、反応はすごく良かった。体のキレも言うことがないし、いい状態に仕上がった」と高評価を与えている。馬場状態があまり悪化しなければ、“一発”があるかもしれない。 
 
 馬券は、まず人気上位2頭のダノンザキッド、エフフォーリアを軸に据えた3連複、3連単の2頭軸マルチで、道悪巧者に流すのを本道としたい。後編で挙げたなかには人気薄の馬が多いので、軸に上位人気を据えても高配当が望める。 

 もし馬場が思いのほか悪化した場合には、単穴以下に挙げた馬のなかから1頭を選んで軸に取り、馬連で幅広く流すのも面白い。 

 天候、馬場状態に対する慎重な判断が必要な一戦。本命サイドの決着か、波乱が起こるのか。まずは一冠目の行方を楽しみに見守りたい。

文●三好達彦

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