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モータースポーツ

マゼピンの度重なるミスに嘲笑や皮肉の声が殺到! チーム代表は「懸命に努力している」と擁護も…

THE DIGEST編集部

2021.04.17

「笑った」「彼にはトラクションコントロールを与えてやるべきだ」「バーレーンGPの時よりも早くスピンするとは思わなかった」といった書き込みから、ハンドスピナーの画像にマゼピンの顔を合成して「MAZESPIN」を記したり、「彼にはこれが必要」と補助輪のついたF1マシンの画像を上げたり、さらには貨物船が座礁してスエズ運河を塞いでいる写真を掲載したりと、手の込んだものも多々見られた。

 また、元F1ドライバーであり、自身を自虐的に語ることの多い井上隆智穂は、SNSに「マゼピンはタキ井上を上回る才能の持ち主に違いない」と皮肉まじりの投稿。ちなみに彼は以前にも、「君はタキ井上の手強いライバルと認定された。マゼピン、幸運を!」というメッセージを贈っている。

 GP3で総合2位、F2では2勝を挙げての5位という成績を残してF1に昇格したものの、前述の通りのドライビングの荒っぽさやコース内外での素行の問題に加え、億万長者の父親の庇護を受けているということも人々の反感を買っているようだ。来季に向けてのマシン開発にシフトしたチームの中で、他チームより性能の劣る車で苦労するルーキーに対する見方は厳しい。
 
 そんなマゼピンに対し、ハースのチーム代表ギュンター・シュタイナーは「まだ2戦目を迎えたばかりであり、判断を下すのは早すぎると思う」と擁護。スピンの多さについても、「それも学ぶためのひとつの手段だ。1年中スピンするようなことがなければ良いとは思うが、我々は学ぶためにここにいる」と自らの考えを語っている。

 また代表は、「マゼピンはスピンを減らす必要があるが、そのために一生懸命に努力している。私には時々、ハードに行き過ぎているようにも見える。彼は限界を見つける必要がある。我々がそれを手伝うことはできるが、やるのは彼自身だ。学ぶということは、多くの苦痛を伴うものである」とも訴えた。

 1日目はダウンフォースが低い車に苦しみ、「氷の上を走っているようだ」と無線で訴えたマゼピン。厳しい状況は今後の続くようだが、FP1ではチームメイトを上回るタイムも出しており、可能性も示している。ここからルーキーは、いかなる成長を遂げるのだろうか。

構成●THE DIGEST編集部

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