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ゴルフ

渋野日向子に表れ始めた“100ヤード以内”と“ショートゲーム”の練習成果。最終日はショットが乱れながらも…

山西英希

2021.04.18

 そして、ショートゲームだ。3日目は積極的にピンを攻めたことで、グリーンを外したときには難しいアプローチを残すことが多かった。それでもすべて1パット圏内に寄せ、ノーボギーでホールアウトできたことは大きい。

 パッティングに関しても、スタンスを大きく開いた以前のようなスタイルで構えたり、いろいろな工夫をしていた。さらに、恐々と打つことがなく、思い切りのいいストロークが多く見られ、渋野らしさを感じさせた。3日目、最終日の26パットという数字は決して悪くない。

 予選落ちした『ANAインスピレーション』で見つけた課題を、その後の1週間でうまく修正することができたのだろう。
 
 今大会はバーディ合戦的なところはあったにせよ、渋野が2ケタアンダーをマークしたのは、2019年の『大王製紙エリエールレディス』以来である。海外の試合に限ると、19年の『AIG全英女子オープン』以来だ。その意味では確実に自分が求める理想のゴルフへと近づいているのかもしれない。

 次の大会は2週後にシンガポールで開催される『HSBC女子チャンピオンズ』となるが、この1週間でさらにどのような調整をしてくるのか大いに楽しみではある。

「予選カットがないので初日からイケイケゴーゴーでいけたらいいかな」と本人もやる気満々だ。初めての地での試合が続くが、マイペースながらも試合を重ねる度に進化を遂げていることは間違いない。

文●山西英希

著者プロフィール/平成元年、出版社に入社し、ゴルフ雑誌編集部所属となる。主にレッスン、観戦記などのトーナメントの取材を担当。2000年に独立し、米PGAツアー、2007年から再び国内男子、女子ツアーを中心に取材する。現在はゴルフ雑誌、ネットを中心に寄稿する。

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