専門5誌オリジナル情報満載のスポーツ総合サイト

  • サッカーダイジェスト
  • WORLD SOCCER DIGEST
  • スマッシュ
  • DUNK SHOT
  • Slugger
バレーボール

バレー日本の主将にしてラストピース、石川祐希と髙橋藍ら若手の融合で東京五輪で飛躍なるか?

THE DIGEST編集部

2021.05.03

初代表ながら5月2日の試合は両チームトップの得点を生んだ髙橋藍。写真:金子拓弥(THE DIGEST)

初代表ながら5月2日の試合は両チームトップの得点を生んだ髙橋藍。写真:金子拓弥(THE DIGEST)

 今季から日本代表の主将にも就任し、寄せられる期待も高いが石川自身は「遅れて合流することになるので、少しでも早くチームに合流したいと思いますし、まずは代表チームでしっかりと、僕自身の持っているパフォーマンスを最大限発揮できるように準備していきたい」とやるべきことは明確であると示している。

 石川の出場はかなわなかったが、5月1、2日には7月に開催される東京五輪のバレーボール競技会場となる、有明アリーナでのテストマッチ「東京チャレンジ」が開催され、男子バレー日本代表は中国と対戦した。初日はフルセットでの辛勝と、世界ランクで大きく上回る若手主体の相手に対しやや精彩を欠く結果となったが、ナイターで行なわれた2日目は3-1で快勝し2連勝で終えた。19年のワールドカップにも出場し、この試合でも得点源となったオポジットの西田有志の活躍も目立つ中、注目は髙橋藍、大塚達宣、高梨健太といった大学生2選手を含む若手アウトサイドヒッターの台頭だ。
 
 中学生の頃にリベロの経験もある高橋は得意とするレシーブ力に加え、スピードと高さのあるバックアタック、高橋同様に高校時代から数多くのタイトルを獲得してきた大塚も高さを活かした攻撃、Vリーグのウルフドッグス名古屋でも活躍する高梨はキレのあるスパイクに加え、バックアタックや相手ブロッカーを翻弄するトリッキーなプレーで会場を沸かせた。

 ここに石川が加わり、パリで2シーズンを戦ったベテランの福澤達哉、海外経験も豊富でサントリーサンバーズでプレーした今季は14年ぶりの優勝の原動力にもなった柳田将洋。激化するポジション争いがどんな形で融合し、石川と共に誰がコートへ立つのか。石川が率い、若手が躍動する、東京五輪へ向け男子バレーの期待は高まるばかりだ。

構成●THE DIGEST編集部

【男子バレーボールPHOTO】最年少ながら19得点!中国戦で躍動した髙橋藍を特集!
 

RECOMMENDオススメ情報

MAGAZINE雑誌最新号