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モータースポーツ

「才能はある」苦戦中の角田裕毅に現地メディアは今なお高評価!加えて「少し減速するべき」等の提言も

THE DIGEST編集部

2021.05.14

 一方、オランダのスポーツメディア『NOS』のF1ポッドキャストでは、ポルシェ・カレラ・カップのオランダ人ドライバー、ルディ・ファン・ビューレンが、角田を「とてもおしゃべりでビッグマウスでもあるが、それが彼の魅力でもある」とし、また「彼は本当に速い」とドライバーとしても評価している。

 その上で、ここ数レースの不調については、「速くて優秀であるがゆえに、あまりに多くを求め、攻めすぎている。もう少し減速するべきだ。彼はチームメイトであるピエール・ガスリーとの差を詰めようと躍起で、死に物狂いで攻めているが、同じ車で5位(ガスリー)、15位(角田)の差がついてしまう。それで、彼は(無線で)叫んでしまうのだろう。しかし、常に客観的になることは必要だ」と提言した。
 
 英国の『RN365』も、21歳になったばかりの日本人ドライバーを「まだ成熟はしていないかもしれないが、才能があり、非常に速いことは間違いない」と評価。面白いアドバイスとして、「レッドブルのマルコ顧問は昔気質のタフな人間で、トストは心理学者タイプのチームマネジャー。彼ら2人では、“罵声”に対する処遇が異なるかもしれない。角田にとって、トストは良い警官、マルコは悪い警官になる」と、“注意”を促している。

 このように、少なくないメディアが、問題点を挙げながらも、今なお角田の能力を認めている。ドイツの『sport.de』にいたっては「ドライビングしながら情熱を発するのも良いものだ」と問題視すらしておらず、さらには「イモラの時ほど、ポルティマオやバルセロナでは文句を言っていない」と、成長すら感じているようである。

構成●THE DIGEST編集部


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