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“感情爆発”の角田裕毅に現地メディアが「キャリアがレッドブルの手に委ねられていると認識すべき」と警告

THE DIGEST編集部

2021.05.13

スペインGPはマシントラブルでリタイア。その振る舞いには風当たりが強まっている。(C)Getty Images

スペインGPはマシントラブルでリタイア。その振る舞いには風当たりが強まっている。(C)Getty Images

 F1第4戦スペイン・グランプリで初のリタイアを喫したスクーデリア・アルファタウリの角田裕毅。レース結果だけでなく、フリー走行3回目や予選Q1敗退の際の言動が大きな物議を醸した日本人は、OBらから苦言を呈されてしまった。

 そして、厳しい見方を示したのは各国メディアも変わりなく、オランダの『RN365』は「角田が落ち着く必要がある理由」と銘打った記事で、この5月11日に21歳になったばかりの日本人ドライバーに対する提言を行なっている。

 角田が開幕戦バーレーンGPで子どもの頃のヒーローだったフェルナンド・アロンソを抜き去る見せ場を多く作って9位入賞を果たすなど、順調にF1キャリアをスタート。レッドブル顧問のヘルムート・マルコから称賛を受けたが、同メディアは、そこから早くも“崩壊”を始めたという。

【関連動画】スタート直後にフェルスタッペンが猛チャージ!F1第4戦スペイングランプリのハイライト
 イモラでのオーバースピードによる予選、決勝でのスピンはマルコ顧問の怒りを買い、「傲慢」と苦言を呈された角田。「来季、マックス・フェルスタッペンとともにレッドブルのシートに収まるかもしれないルーキー」は、ここまで苛立ちをうまく処理できないでいる。

 スペインGPはマシントラブルで、角田が責任を問われることはないが、同メディアは彼に対し、「自身のキャリアがレッドブルの手に委ねられていることを認識する必要がある」と警告。さらに「英語が第一言語ではないというエクスキューズがあるとしても、スペインGP予選での言動は(チームプリンシパルの)フランツ・トストの怒りを招いた」として、賢明な行為ではなかったと指摘した。

 もっとも、トスト代表はルーキーの扱いに慣れており、この件で角田を見限りはおそらくしない。経験豊富なスタッフが揃ったチームは、彼が感情をコントロールできるよう手助けし、有効な措置を講じることは間違いないという。
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