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バレーボール

「苦しい時に1点を…」黒後愛が“理想エース像”を明かす!大けが明けの長岡望悠は“7割スタンス”で五輪へ!

北野正樹

2021.05.14

 中田監督から「エースは、やはり黒後」と指名された黒後は、目指すエース像について「チームが苦しい時に1点を決めきれる、木村沙織さんのイメージが強く、憧れる」と高校(下北沢成徳高)、実業団(東レ)の先輩でもある木村の名を挙げた。

 活躍が出来なかった中国戦に関して「意識が相手コートになかった。自分の感覚にこだわりすぎ、セッターしか見えず広い視野に欠けていた」と、自身のプレーの未熟さを吐露。中田監督からは「決めることだけを考えればいい」と、攻撃面での主役を演じるように求められている。しかし、「時にはパスやディフェンス面でチームに貢献することも必要。それが出来る対応力も持っていなければいけない」と、バランスの取れたアタッカーを目指すとした。
 
 画面越しの黒後の髪型は、ショートカット。社会貢献の一環で、子供たちに髪の毛を贈る「ヘアドネーション」に賛同し、伸ばしていた髪を約35センチ切ったという。「軽くなった。髪の毛だけで、誰かに喜んでもらえることはうれしい」とはにかんだ黒後。プレー面だけでなく、コート外でもエースの自覚が生まれている。

 ネーションズリーグは、5月25日から1か月間、イタリア・リミニで開催。16チームによる1回戦総当たりの予選ラウンドを行い、上位4チームが決勝ラウンドに進出する。

文●北野正樹(フリーライター)
【プロフィール】きたの・まさき/1955年生まれ。2020年11月まで一般紙でプロ野球や高校野球、バレーボールなどを担当。南海が球団譲渡を決断する「譲渡3条件」や柳田将洋のサントリー復帰などを先行報道した。関西運動記者クラブ会友。

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