「自分でも、なぜ無線であれほど感情的になれるか分かりません。自制することは今、自分を向上させる上で最も大きなポイントであることは間違いありません。

　スペインGP以降は良くなっていると思います。無線でのコミュニケーションがF１では最も重要な要素のひとつであることを僕は理解しています。エンジニアとの関係は良好です。アドバイスが必要な場合は落ち着くこと。そうすれば、助けを得ることができます。大声を上げたりすると、彼らは僕のために何もすることができなくなります」
  　これについては以前、角田の担当エンジニアであるマッティア・スピーニが『Formel1.de』のインタビューで、「ユウキはまだ経験が少なく、起こっていること全てに対処するだけの余裕がない。その点は、昨季まで在籍したダニール・クビアトとは大きく異なる。また、彼が感情的になって車への集中力を失うと、我々も部分的に集中力を失うことになる。これについては、彼と一緒に改善に取り組んでいる」と語っていた。

　F１でのレースへのアプローチ方法やメンタルコントロールに問題があると自己分析している角田。この部分を改善し、最適の車のセッティングを見つけた時、どれほどのパフォーマンスを発揮するかを、早く確認したいものである。

構成●THE DIGEST編集部

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