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モータースポーツ

注目のF1ルーキーを蘭メディアが査定! “短命”角田裕毅への要求、“同僚に完敗”マゼピンの意外な評価は!?

THE DIGEST編集部

2021.06.03

ミック(右)と同僚のマゼピン(左)は、苦戦が続いているが、その精神力は現地メディアでも一目が置かれている。(C)Getty Images

ミック(右)と同僚のマゼピン(左)は、苦戦が続いているが、その精神力は現地メディアでも一目が置かれている。(C)Getty Images

 また、同メディアは、「期待に応えられていない」角田の今後について、もっとガスリーとの差を詰めることを要求。「モナコGPでガスリーは6位に入賞したが、ならば日本人ドライバーは少なくともトップ10前後には入っていなければならなかった」として、早くも次のアゼルバイジャンGPでは、自身の最高の部分(パフォーマンス、結果ともに)を出さなければならないと主張した。

 一方、マゼピンについては、スピンの多さに加え、コース上で他のドライバーの走行を妨げる行為が目立っていることも指摘。そして、ミックと同じ車を使用ながら、1分以上の差がつくレース展開を「あり得ない」と糾弾。ここまでのパフォーマンスが彼にとって「何の役にも立っていない」と酷評している。

 ただ、「フラストレーションを溜めて無線で罵声を浴びせる」角田とは対照的に、コクピットの外では比較的成熟した振る舞いを見せ、チーム状況の割には冷静さを保っている点を評価。モナコGPではレース後に「ファンの予想(最下位)を裏切ったことを嬉しく思う」と語ったように精神的にも図太く、この点は「尊敬に値する」とも記している。
 
 ドライビングについては、モナコGPではルーキーで唯一ウォールへのヒットを回避したマゼピンが、「もう少し注意力を身につければ、成功する可能性もぐっと高くなる」と期待を寄せた。

 モナコGPでは、奇しくも完走した18台の中で下から3つの順位を占めてしまったルーキー3人。それぞれ事情は異なる中で苦労している彼らは、この先のレースでどれだけ成長を遂げているのか。そして、争いから抜け出すのは誰だろうか。

構成●THE DIGEST編集部
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