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格闘技・プロレス

「女子プロ界一のベルトにしたい」エース対決欠場も彩羽匠が抱く“野望”「GAEAISMを継承してるのは、マーベラス」

どら増田

2021.06.10

 今回のメインイベントでは、マーベラスと仙女の対抗戦で、AAAWのベルトを含めた権利が懸けられる。その大一番に出場する桃野と門倉にエースは、期待を寄せる。

「4.29で私がデビュー8周年を迎えたのですが、メインに出ることが決まっている4選手はいま、自分が8年間でも背負ったことのないプレッシャーを背負っていると思います。AAAWという重く深い歴史も懸かっていますし、GAEA JAPANとの勝負だとも思ってます。勝ち負けだけじゃなくて、いまの選手たちによる試合内容の勝負でもあると。その上でマーベラス勢が最後に手を上げててほしいです」

 さらに自身が指名するもう一人の「X」については、「当日の試合やコンディション、相手の状況も見て、この選手って思う人を指名します。“所属選手の中から”というのがキーですね。キーパーソンだと思います」
 長与千種代表が「さらに価値を高める」としているAAAWベルトについて「これだけの歴史あるベルトですからね。海外も視野に入れて女子プロ界一にしたい」と復帰後のビジョンを明確にする彩羽は、イベント当日は裏方に回る。だが、「GAEAISMを継承してるのは、マーベラスだと自負しています。そこに現代のプロレスの良いところも加えています。GAEA JAPANを当時見ていた方々、マーベラスを初めて見る方々、そしていま応援してくださってる方々にインパクトを残していきます」と強調した。

 最後に彩羽は「GAEAISM、出場したかったです」と悔しさを滲ませながらも、「いまの自分にできることを、出場選手たちに全力を注いでます。必ずやってくれると信じてます」と宣言してくれた。

取材・文●どら増田

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