それはアルファタウリも同様で、マシンパフォーマンス部門の責任であるギョーム・ドゥゾトゥーは「ツノダはとても速い」と称賛し、「我々はポジティブな展望を持っており、目標であるコンストラクターズランキング５位も実現できると信じている。必要なのは勢いを維持することであり、ユウキにもポイント争いに参加できるようサポートしたいと思う」と語る（『RACEFANS』より）。

「フランスGPでの彼は、アンラッキーだった。予選の初めのわずかなミスで、レースにも影響が及んでしまった。それでも、彼はとても速い。我々はバクーでやったように、各セッションをうまくまとめ、良い週末を構築したいと思う。ユウキにはそれができるし、レースの中で我々を助けてくれると確信している」
  　クラッシュの際には「チームに謝りたい」と語った角田に対し、チームは突貫工事でレースに車を間に合わせるなど、手厚いサポートを施している。バーレーンとバクーではポイント獲得という形でチームにお返しをしてきた彼だが、多くの観客が見守る地元レースで、今度は何をもたらすことができるだろうか。

構成●THE DIGEST編集部