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モータースポーツ

「僕には行くところがなかった」3グリッド降格処分の角田裕毅、進路妨害は“無罪”を主張!スチュワードは「不必要に邪魔をした」

THE DIGEST編集部

2021.06.27

 この件について、スチュワードは「22号車(角田)はレーシングライン上にあり、アウト側に移動しようとした時に、不必要に77号車(ボッタス)を邪魔した」「スローラップ中は、全てのドライバーが速い車に気を配り続ける責任を負う。チームは速い車が近付いていることをドライバーに気付かせるためのサポートはすべきではあるが、コミュニケーションの欠如はドライバーにとって言い訳にはならない」(『F1i.com』より)と処分の理由を語っているが、角田はこの瞬間のことを『Sky Sports』などに対して明かしている。

「正直、そんなに大きな問題だとは思いません。僕がミラーでヴァルテリを確認した時、もう僕も彼もブレーキングゾーンに入っていました。もし、僕がここでインに方向を変えていたら、大きな事故になっていたでしょう。だから、そのまま真っすぐに進み、彼にパスさせました。これについて、判断するのはスチュワードですが、僕にはどこにも行くところがありませんでした」
 
 こういったインシデントについては、厳しい処分が下されることは過去の例からも明らかであり、ルーキーはまたひとつ大きな“授業料”を払う羽目になったと言えよう。フェルナンド・アロンソ、ランス・ストロール、ジョージ・ラッセルという実力のあるドライバーを先行させることになったのは痛いが、車、ドライビングともに調子が良いだけに、ここからどれだけ順位を上げることができるかが注目される。

構成●THE DIGEST編集部

【関連動画】「不必要に邪魔をした」角田がボッタスの進路を塞ぎ…3グリッド降格処分と判定された実際のシーン
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