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モータースポーツ

御大エクレストンが推すのは「皇帝二世」。 “理想的な環境”のアルファタウリを所属先に推薦

THE DIGEST編集部

2021.07.12

 ドイツの日刊紙『BILD』に対し、90歳の御大は“皇帝”ミハエル・シューマッハーの息子で、F2王者として角田やニキータ・マゼピンとともに今季よりF1に参戦してきたミックに言及。弱小チームのハースで苦戦している優秀な二世ドライバーには現在、来季のアルファロメオ入りの噂が流れているが、「最初からアルファロメオに行ってほしかった。そうすれば、キミ・ライコネンのような経験豊富で、父ミハエルとも良い関係を保っていたチームメイトを得ることもできた」と、エクレストンは本音を明かした。

 しかし、さらに別のビジョンとして「アルファタウリも、ミックの次のチームとして想像することができる。彼らは良い仕事をしており、トストという若い才能を育てる優れた力を持つ、経験豊富な人物もいる」とも語っている。
 
「ミックには自分の現在の位置を知るためにも、マゼピンではなく、別の速いチームメイトが必要だ」とも主張したエクレストンにとって、安定して速さを発揮し、なおかつレース運びにも長けているガスリーの存在も魅力的に映っていることだろう。

 角田や彼を支持する者からすれば、あまり嬉しくない発言かもしれないが、ここからも彼の置かれた環境の良さというものが窺える。角田がこれを手放すことなく、首脳陣の期待に応えて成長していく様を見守っていきたいものである。

構成●THE DIGEST編集部

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