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モータースポーツ

角田裕毅もやや不安の「スプリント予選」。英国GPで初お目見えの“ミニレース”に対するドライバーたちの反応は?

THE DIGEST編集部

2021.07.16

 母国GPを迎えるウィリアムズのジョージ・ラッセルは、「重要なセッションであるFPがひとつ減ってしまうのは大きな懸念事項だ」と角田同様の懸念を示しながらも、「1回のセッションでチームが良い車を用意してくれると確信している。グリッドの後ろにいる我々のような立場からすれば、これはチャンスだ」と、新方式を好意的に捉えた。

 今季のマシン開発を諦めているハースでは、ミック・シューマッハーはチーム事情を鑑みて「車の信頼性の問題や事故が発生した場合は、非常に厳しい状況になる」と不安視するが、チーム代表のギュンター・シュタイナーは「レースの機会が増えることは来季に向けて、我々にとっての利点となる」と歓迎。ただ、2人のドライバーには、クラッシュを避けるよう指示することも忘れていない。
 
 角田のチームメイトであるピエール・ガスリーは、以前に「やってみなければ分からない」と判断を避けていたが、今週はチームとともにシミュレーションを行なったことを明かし、「とても楽しめるはずだ」と前向きな姿勢を見せている。同じレッドブル・グループでは、マックス・フェルスタッペンも「オープンな試みだ」と好意的。ただ、こちらは角田やラッセルと逆で、「FPが減ることは好ましい」のだという。

「何の期待もしていない。ただ、ベストを尽くすだけ。うまくいく時はうまくいく」という、キミ・ライコネン(アルファロメオ)のような“達観”している大ベテランもいるが、それぞれのドライバーが様々な考えを持ちながらも、F1テクニカルディレクターのロス・ブラウンが「エキサイティングな戦いになる」と自信を持つ(FIA会長のジャン・トッドは「F1には必要ない」と語っているが……)レースに臨むことになる。

構成●THE DIGEST編集部

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