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バレーボール

【男子バレー】石川祐希が目指す「個」で勝つチームとは? 世界最高峰リーグを経験する主将が描く五輪での理想図

THE DIGEST編集部

2021.07.22

 五輪が行なわれる今季、中垣内監督があえて石川を主将に選んだ理由もそこにある。「調子の波にとらわれず、いい時も悪い時もチームに対する働きかけができるようになった」と言うように、1人の選手としてだけでなく、リーダーとしても成長を遂げた姿を高く評価。

 5月から6月にかけてイタリア・リミニで開催されたネーションズリーグでも、無観客の会場で大きな声を出し、自ら得点を取る。キャプテンとしてチームを牽引する姿が所々で見られ、各国の選手たちはこぞって石川を警戒した。

 まさに名実ともに日本のエースであり、日本の顔。自身が目指す「世界トップクラスのアウトサイドヒッターになる」という目標を叶えるためにも、東京五輪は絶好のアピールの場であり、日本代表主将として勝利を求める大切な舞台でもある。
 
 まず目標とするベスト8進出に向け、1次ラウンドではベネズエラ、カナダ、イタリア、ポーランド、イランと対戦する。すべてが負けられない一戦ではあるが、特に石川が重視するのはカナダ戦。ネーションズリーグで手痛い敗戦を喫した相手との再戦だ。

 主将として――。石川は理想像を口にしている。

「1点、2点のミスから流れを変えられてしまい、1点、2点の重要性を僕だけじゃなくチーム全員がわかっていると思う。1点にこだわり、1点をどう取るかという戦いで絶対に勝ちたい」

 強い個性と個の力を結集させるべく、初の五輪で石川がどんなパフォーマンスを見せるか。間近に控えた開幕に向け、期待は高まるばかりだ。

構成●THE DIGEST編集部

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