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マラソン・駅伝

【生島淳が見た東京五輪】箱根駅伝から世界への道筋が見えた!三浦龍司、大迫傑らが入賞で示した可能性

生島淳

2021.08.10

アフリカ勢に食らいつく快走を見せる三浦。(C)Getty Images

アフリカ勢に食らいつく快走を見せる三浦。(C)Getty Images

 予選での三浦の走りは、頼もしかった。私はこれまで世界選手権を現場で見るたび、大学時代のスター選手たちがアフリカ勢に周回遅れにされ、しかも腰の位置が下がってスピードが失われていくのを見て、世界との差が開きすぎたことを感じていた。

 ところが三浦は、先頭集団で好位置をキープし、「勝負」に行っていた。しかもラストのホームストレートでは、着順での決勝進出が明白で、余裕さえあるではないか!

 タイムは8分09秒92。日本新記録。

 決勝も勝負にはなった。最後まで緊張感をもって勝負できたことは大きな財産になることだろう。

 大学生活はまだ2年半残っている。さらに飛躍するためには、クリエイティビティが必要になるだろう。

 オリンピックが終わり、これからはロードのシーズンを迎えるが、さて、2021年から2022年にかけて、三浦はどんな強化プランを立てるだろうか。来年はオレゴン、再来年はブダペストでの世界選手権が待つ。

「3000m障害は、自分を表現できる種目です」

 という三浦の言葉はなんとも清々しい。
 
●土台としての意味合い

 三浦ともう一人、マラソンでは大迫傑が6位入賞を果たしたが、大迫は日本の枠組みから飛び出し、自らの可能性を切り拓いた「トレイルブレイザー」、開拓者だ。

 大迫については、これまでの実績よりも、これから日本の長距離界を変えていける可能性の方が大きな意味を持つかもしれない。

 振り返ってみると、大迫がオレゴンとのつながりが出来たのは、大迫が早稲田大学に在学中、競走部とナイキの関係性があったからだ。

 このように大学はその後の競技人生の「土台」や「きっかけ」を与える場であればいいと思っている。
 
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