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モータースポーツ

後半戦も角田裕毅の試練は続くとトスト代表が予想…専門メディアが両ドライバーの差を指摘

THE DIGEST編集部

2021.08.16

 こう語り、さらに「ユウキは成功するドライバーになるための全ての要素を兼ね備えている」と角田を高く評価するトスト代表。しかし彼は同時に、今季のチームの目標をコンストラクターズランキング5位に設定しており、多くの有力なライバルを抑えてこれを実現するには、ガスリーだけのポイントでは足りず、角田にもチームへの貢献が求められる。“猶予期間”を与えながらも、一方で今季のルーキーからの“報酬”を期待するというのが本心ではなかろうか。

 専門サイトの『RACEFANS』は、今季前半戦のガスリーと角田を比較し、安定して好成績を挙げているフランス人に対し、ルーキーが予選では平均で約0.5秒遅いこと、予選の順位でも6位以上の差があることを紹介。さらに、これは角田がミスやクラッシュを喫しなかった場合のケースであり、またその回数が非常に少ない(=ミスが頻発している)ことを指摘している。
 
 もっとも、同メディアは徐々にではあるが、角田がレース毎に(ミスがなかった場合は)ガスリーとのタイム差を縮めているとも綴っている。そして、この日本人ドライバーの5レースでの入賞により、アルファタウリが全レースでポイントを獲得している唯一のチーム(レッドブルのイギリスGPでの3点はスプリント予選でのもの)となっていることも付け加えた。

 進化は見せている角田にとって、今後チームへのさらなる貢献を果たす上で、ガスリーの存在をより意識せざるを得なくなるだろう。後半戦が終わった時、両ドライバーの差はどうなっているのかが、興味深く、楽しみでもある。

構成●THE DIGEST編集部

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