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モータースポーツ

角田裕毅のアルファタウリ残留がレッドブルの“原石”たちの将来に影響?ガスリーへの「過小評価」に不満の声も

THE DIGEST編集部

2021.09.10

 一方、角田については専門メディア『GRANPREM』が、「決して悪いドライバーではなく、才能を備えており、2022年にはミスも減り、より興味深い結果を得るかもしれない。しかし、現在のF2、F3の有能なドライバーと比べて、能力が秀でているとは言えない」と評し、「日本人の残留によって、レッドブルジュニアプロジェクトの若い才能の将来にも影響が及ぶ」と指摘した。

 そして、次のF1ドライバーに相応しい人材として、ユーリ・ヴィップス(21歳/エストニア)、リアム・ローソン(19歳/ニュージーランド)、デニス・ハウガー(18歳/ノルウェー)、ジャック・クロフォード(16歳/アメリカ)、ジョニー・エドガー(17歳/イギリス)、イサク・アジャール(16歳/フランス)といった名前を挙げている。
 
 もっとも、『THE RACE』など別の専門メディアは、角田の残留の理由のひとつとして、「レッドブルのジュニアプロジェクトの中で、すぐに彼に取って代われるような目ぼしい人材が見つからなかった」ことを挙げているが……。

 いずれにせよ、角田が今後もプレッシャーを受けながらアルファタウリのマシンを走らせることは間違いない。果たして今季の残りレース、そして来季でその地位を確立するような成長を遂げられるか。奇しくも、F1グループのCEOであるステーファノ・ドメニカリが、若いドライバーに経験を積ませるため、来季より新たなセッションを設けるという案を出したようだが、これも角田を後押しする要素となるかが興味深いところだ。

構成●THE DIGEST編集部

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