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ゴルフ

誰がとっても初の賞金女王! “黄金、狭間、プラチナ世代”が集結した上位4名の女子ゴルフのシーズン終盤戦を大予想

山西英希

2021.09.28

 今、最も勢いがあるのは西村だ。『住友生命Vitalityレディス東海クラシック』では最終日に63をマークし、首位との5打差を逆転したかと思うと、翌週の『ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン』では初日から一度も首位を譲れない完全優勝で2週連続優勝を飾って見せた。

 その西村を逃がさまいと追いかけるのが古江。『ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン』では3位タイでフィニッシュし、8試合ぶりにトップテン入りを果たした。後半のハーフでスコアを3つ伸ばした姿は、同学年の西村に負けたくないという気持ちが伝わってくる。

 ちなみに、昨年の『日本女子オープン』から最終戦の『JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ』までに4人がいくら稼いだのか計算してみた。稲見は2315万7216円(1勝+トップテン2回)、小祝は2270万2208円(未勝利、トップテン3回)、西村は3622万円(1勝+トップテン3回)、古江は6647万992円(2勝+トップテン3回)となっている。

 比較的どの選手も終盤戦に強さを見せるが、古江の圧倒的な強さを感じる。細かい数字を出すと、稲見との差は、小祝が3346万3066円、西村が5344万7093円、古江が6828万4074円だ。数字的にはやはり稲見を逆転するのは難しいようにも見える。やはり、稲見が後方からの激しい追い上げをかわしつつ、ゴールテープを切るという流れになるのではないか。
 
 しかし、先に挙げた終盤戦での獲得賞金額は8試合での合計になる。今年は昨年中止された『NOBUTA GROUPマスターズGCレディス』が開催されるのだ。この試合は優勝賞金が3600万円と高額のため、成績次第では稲見との差をさらに縮めることができる。

 また、『TOTOジャパンクラシック』では賞金総額が1億6000万円から200万ドルにアップ。優勝賞金も2400万円から約3270万円になると予想されるため、この2試合での結果が賞金女王レースを左右するだろう。

 試合数が少なくなるほど、周囲から賞金女王についてのコメントを聞かれる機会も増える。4人とも今まで経験していないだけに、ナーバスになる部分もあるだろう。それを乗り越え、どれだけのパフォーマンスを見せられるか。どちらにせよ、大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)が参戦しているMLBのアメリカン・リーグのホームラン王争いに負けないぐらいの熱い戦いを期待したい。

文●山西英希

著者プロフィール/平成元年、出版社に入社し、ゴルフ雑誌編集部所属となる。主にレッスン、観戦記などのトーナメントの取材を担当。2000年に独立し、米PGAツアー、2007年から再び国内男子、女子ツアーを中心に取材する。現在はゴルフ雑誌、ネットを中心に寄稿する。

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