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トルコGPでの角田裕毅に対する海外メディアの評価は!? ハミルトンとの“バトル”には賛辞も「力強い瞬間は残念ながら無に」

THE DIGEST編集部

2021.10.14

結果的にスピンでレースを終えてしまった角田。そのフィニッシュには批判的な見方が集まっている。(C)Getty Images

結果的にスピンでレースを終えてしまった角田。そのフィニッシュには批判的な見方が集まっている。(C)Getty Images

 続いて『RN365』は、16番目タイの評価となる「6」をつけ、「オーストリアGP以来のQ3進出で、角田にとってはベストGPのひとつとなったが、それでもガスリーとは1秒以上の差があった」と指摘。そして、こう記した。

「決勝レースはコンディションの割に、全体的にミスが少なかったが、そのなかで彼は重要なミスを犯したドライバーのひとりだった。トルコGPは、角田が大きなチャンスを逃したレースと見なされるだろう」

 同じく「6」となったのは『planetf1』だ。寸評では、「良い面と悪い面が半々の週末だった。予選でQ3に進出し、レースの最初ではハミルトンを抑え続ける良い仕事を果たして、レッドブルのボスを大いに満足させた」としながらも、「これにより自身のタイヤを犠牲にすることとなった。その後、彼は多くのレースのようにスピンを喫して順位を落とし、リカバーするだけのペースもなし。結果的に、再びガスリーとの差は大きく開いた」と、ポジティブな評価をしつつ、結論は他メディアと同じだった。

 さらに『CRASH』も「6」で、「予選でQ3に進出したことで良い兆候が見られ、決勝でのハミルトンに対するディフェンスは印象的だった。しかし、ポイント圏内を走りながらスピンしたことで、それらは帳消しとなった」と、王者相手のバトルを評価するも、やはり結果を出せなかった点に対しては厳しい。

 下から4番目の評価となる「5.5」を与えたのは『F1i.com』で、「この週末、角田は力強い瞬間を見せたが、残念ながらそれらは無に帰した。予選ではトップ10入りを果たし、レースではハミルトンを8周にわたって抑え込んだ。このメルセデスのドライバーは、ガスリー、セバスティアン・ヴェッテル、ランス・ストロール、ランド・ノリスをあっさりパスしたというのに、だ。しかし、23周でスピンを喫し、ポイントを失った」と、こちらもネガティブななかにも、評価すべき点が明記されている。

 そして最後に『GRANDPRIX247』も「5.5」。同メディアは、「予選Q3進出は角田の能力を知らしめるものであり、日曜日にハミルトンを数周食い止めたことは、この日本人ドライバーの素晴らしさを示した」としつつも、「彼を満足させる良い兆候が幾つも見られたが、もったいないミスがレースを台無しにした」と、他メディアとほぼ同じ見方をした。

構成●THE DIGEST編集部
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