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モータースポーツ

「ユウキはよくやった」角田裕毅の“自己犠牲”をマルコ顧問が称賛!OBも高評価「レッドブルに多くの友人を作り出した」

THE DIGEST編集部

2021.10.15

 また、かつてミナルディ、レッドブルでF1に参戦したロバート・ドーンボスもこの記事の中で、「トルコGPにおいて、ツノダはレッドブルに多くの友人を作り出した」とコメント。この守備的な仕事がレッドブルにとっての良い結末と結果に繋がったとして、「ツノダはハミルトンを抑え込むために、やれることを全てやった。とても良い仕事だった」と、こちらもルーキーを称賛した。

 一方、英国の『THE RACE』は、角田との接近戦についてハミルトンが「うまくバランスを取りながら走行した。コース上のドライバーがそれぞれ戦っているものが違う中で、十分なスペースをとる必要がある。敬意を持って臨み、トラブルは避けようと努めた」と語ったことを紹介している。

 このバトルにおける、角田の優秀さを示すエピソードとして、ハミルトンがこの日本人を8周目でようやく抜いた後、その前を走っていたピエール・ガスリー、セバスティアン・ヴェッテル、ランス・ストロール、ランド・ノリスをあっさりパスしたことが挙げられるが、ハミルトンを簡単に先行させたストロールは、「ルイスはとても速かった。僕は防御することで無駄な時間を費やしたくはなかった」と語っている。
 
 実際、角田はこの最初の8周によってタイヤを傷めて後のレースを厳しいものとしてしまっており(これでミラーも汚れたことが、後のスピンの遠因ともなっている)、まさにこれこそ「自己犠牲」であり、それはハミルトンとのバトルを避けた他のドライバーにはないものだという。

 しかし、同メディアは、アルファタウリの車のポテンシャルを考えれば、角田がこれで十分な働きを果たしたとは見ておらず、チャンピオンシップ5位争いのライバルであるアルピーヌに肉迫するチャンスを逃したと厳しく記述。レッドブルの援護だけでなく、アルファタウリへのポイントでの貢献も今後は求められると、改めて指摘している。

構成●THE DIGEST編集部

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