F1第16戦トルコ・グランプリでスクーデリア・アルファタウリの角田裕毅は14位に終わり、目標としていたポイント獲得は果たせなかった。しかし、各セッションでいくつもの見せ場は作った。
【動画】『無敵のチャンピオン』ハミルトンを抑えた角田の好レースぶりをチェック
セッションごとに進歩を見せた角田、フリー走行3回目ではウェットコンディションの中で全体の8番手につけ、続く予選では7戦ぶりのQ3進出。そして9番手からスタートした決勝では、8周目まで王者ルイス・ハミルトン(メルセデス)をフェアに抑え込み、さらにカルロス・サインツ(フェラーリ)に対しても、見事なディフェンスを披露してみせた。
残念ながら23周目にターン9でスピンを喫してポイント圏内から転落(10位→13位)し、以降はリカバーできずに終わった。そのため、レース後には「ガッカリしています」と失望を露にした角田だが、チームのフランツ・トスト代表からは「ハミルトンを長い間抑え込むなど、素晴らしいパフォーマンスを見せた」と称賛を受けた。
良いところと悪いところの両方が見られたイスタンブールでのレースについて、各国のメディアはどのような評価を下したのか。まず、英衛星放送『Sky Sports』は10点満点中の「5」という採点。これは20人中18番目タイの低さで、寸評は以下のように厳しく論じられた。
「イスタンブールでの角田はペースが上がり、予選ではトップ10に入り、レースのスタート時も良いドライビングを見せた。しかし、もったいないスピンで13位へ転落。ガスリーのペースからは程遠かった日本人ドライバーにとっては、本当になくすべきミスだった」
また、モータースポーツ専門メディアでは、『THE RACE』が「3」とさらに厳しく、下から2番目で、ニキータ・マゼピン(ハース)と同じ採点だった。そして寸評では、チームメイトとの比較も含めて、こちらもネガティブな論調となっている。
「金曜日はアンダーステアの車で自信を深め、逆に土曜日は予選Q3に進出したものの、満足度は低かった。ピエール・ガスリーと1秒強の差が開き、車の力を最大限に引き出せているように感じていなかったようだ。
決勝ではルイス・ハミルトンとの理性的なバトルの後、カルロス・サインツに抜かれてもまだ10位につけていたが、スピンで13位に落ち、最後は14位でフィニッシュ。まだ速さは十分でなく、ポイントを獲り逃したが、苦しんだここ数レースに比べればまともな週末となった」
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セッションごとに進歩を見せた角田、フリー走行3回目ではウェットコンディションの中で全体の8番手につけ、続く予選では7戦ぶりのQ3進出。そして9番手からスタートした決勝では、8周目まで王者ルイス・ハミルトン(メルセデス)をフェアに抑え込み、さらにカルロス・サインツ(フェラーリ)に対しても、見事なディフェンスを披露してみせた。
残念ながら23周目にターン9でスピンを喫してポイント圏内から転落(10位→13位)し、以降はリカバーできずに終わった。そのため、レース後には「ガッカリしています」と失望を露にした角田だが、チームのフランツ・トスト代表からは「ハミルトンを長い間抑え込むなど、素晴らしいパフォーマンスを見せた」と称賛を受けた。
良いところと悪いところの両方が見られたイスタンブールでのレースについて、各国のメディアはどのような評価を下したのか。まず、英衛星放送『Sky Sports』は10点満点中の「5」という採点。これは20人中18番目タイの低さで、寸評は以下のように厳しく論じられた。
「イスタンブールでの角田はペースが上がり、予選ではトップ10に入り、レースのスタート時も良いドライビングを見せた。しかし、もったいないスピンで13位へ転落。ガスリーのペースからは程遠かった日本人ドライバーにとっては、本当になくすべきミスだった」
また、モータースポーツ専門メディアでは、『THE RACE』が「3」とさらに厳しく、下から2番目で、ニキータ・マゼピン(ハース)と同じ採点だった。そして寸評では、チームメイトとの比較も含めて、こちらもネガティブな論調となっている。
「金曜日はアンダーステアの車で自信を深め、逆に土曜日は予選Q3に進出したものの、満足度は低かった。ピエール・ガスリーと1秒強の差が開き、車の力を最大限に引き出せているように感じていなかったようだ。
決勝ではルイス・ハミルトンとの理性的なバトルの後、カルロス・サインツに抜かれてもまだ10位につけていたが、スピンで13位に落ち、最後は14位でフィニッシュ。まだ速さは十分でなく、ポイントを獲り逃したが、苦しんだここ数レースに比べればまともな週末となった」