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モータースポーツ

報われないガスリーに元F1ドライバーが同情。レッドブルの「窮屈」な契約・境遇は「全てマルコによるものだ」

THE DIGEST編集部

2021.10.19

 このように意気込むフランス人に対し、同情を禁じ得ないのが、オランダ人の元ドライバー、クリスティアン・アルバースだ。かつてミナルディやMF1レーシングでF1に参戦した彼は、レッドブルの「窮屈」な契約を批判。これにより、自由に他チームに移籍することもできないドライバーたちは深刻な状況に置かれているとし、「こんな契約を結んでいないのはマックスだけだ」と主張する(日刊紙『De Telegraaf』より)。

 ガスリーについては「これまでに発揮しているパフォーマンスだけでなく、F1以外での彼のキャリアを見れば、ピエールがどれだけ酷い目に遭ったと感じているかが想像できるだろう。彼は欲求不満を感じている」と、Fワードまで使って、レッドブルの扱いの悪さを糾弾している。 
 
 レッドブルといえば、ドライバーに十分な時間を与えない厳しいチームという印象が定着しており、実際に降格やシート剥奪が頻繁に行なわれているが、アルバースは「それは全て、ヘルムート・マルコ(顧問)によるものだ」と断定。最近ではドライバーへのプレッシャーは幾らか和らいできたものの、「彼の昔ながらのスタイルは今も健在だ」という。

 マルコ顧問は以前、ガスリーについて「あらゆる可能性を否定しない」と語っているが、果たしてこの先、彼の願いは成就する可能性はいか程だろうか。

構成●THE DIGEST編集部

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