さらにデスペラード＆金丸という強いチームからベルトを獲れたことを素直に喜んだ。

「対戦相手の金丸、デスペラード。ホントに正直な気持ち、メチャクチャ強いよ。ホントに強い。かつてはマスクを破ったりだ何だ、いろんなことをしてたけども、だって、金丸はジャイアント馬場さんのところの秘蔵っ子だよ。デスペラードは、この新日本プロレスで育ってきた本物のヤングライオンだし、強いわけだよ。素晴らしい選手だった。その素晴らしい選手から獲れた、これは正直、本当に、強がりでも何でもなく、うれしいです」

　最後は「もう、しかし過去はいい。これからは、ロビーと未来に向かって突っ走ります。このベルトを、いつまでも長く持って。ロビーは2ベルト、ダブル・クラウン。必ず大阪でデスペラードを破り、またこのように並びます。サンキュー、ロビー、ソーマッチ」と言ってロビーと握手を交わした。

　世代交代が進む新日本マットでは、ベテランがIWGPの冠がつくベルトを巻くのは、なかなか難しいだけに、今回タイガーが戴冠したことにより、他のベテラン選手にも刺激を与えたに違いない。
  ◆新日本プロレス◆
『Road to POWER STRUGGLE』
2021年10月26日
東京・後楽園ホール
観衆　363人
▼IWGPジュニアタッグ選手権試合（60分１本勝負）
＜王者組＞エル・デスペラード＆●金丸義信（20分30秒　ロン・ミラー・スペシャル）ロビー・イーグルス○＆タイガーマスク
※デスペラード＆金丸が初防衛に失敗。ロビー＆タイガーが第68代王者組となる。

文●どら増田