「このトリプルヘッダーでの３コース全てについて、僕の唯一の経験は、シミュレーターによるものです。その中でも、メキシコは特別なようであり、通常のコースとは大きく異なります。セクター１は90度のコーナーが多く、スピードも遅くなり、そのうちの１つは時速60～70kmになります。空気が薄いとダウンフォースにも大きな影響があるとのことで、これらの要因により、メキシコGPはとても興味深いものになると思いますが、僕にとってはそれほど簡単な経験ではありません」

　このように、メキシコでのレースに集中する角田だが、一方で「メキシコはラテンアメリカで最大の日本人コミュニティーのひとつだといわれているので、良い日本食レストランを見つけることができるかもしれません」と、“食へのこだわり”も忘れていない（？）。
  　新たな挑戦に向かうルーキーについて、各国の専門メディアも注目し、オランダの『RN365』は「角田は未知の問題に直面している」と綴り、高地でのレースがフィジカル面でどう影響するかを懸念していると紹介。一方、イタリアの『MOTORIONLINE』は「日本人ドライバーはオースティンでの良いペースを継続し、今季後半戦での素晴らしい成長を示せることを望んでいる。そのためには、これまで慣れ親しんでいなかったコースと環境に素早く適応する必要がある」と指摘している。

構成●THE DIGEST編集部

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