「彼らは先週末（メキシコGP）でも、２台ともに予選Q３に進出した（アルピーヌはアロンソがQ１、オコンがQ２で敗退）。とても心配だ。本当に心配だ。とにかく、我々は戦い続け、やれることをやるしかない」（専門メディア『RACE FANS』より）

　３年ぶりにF１に復帰し、随所でベテランらしい巧さを披露している２度の世界王者、アロンソも、自チームの車がライバルほどの速くないことを認めており、「幾つかのレースで、アルファタウリのパフォーマンスは傑出していた」とコメント。そして、「他の幾つかのレースでは我々が幸運に恵まれてポイントを獲得し、その他では我々の方がチームとして良かった」と今季ここまでのレースを振り返った。
  　接戦となっている状況については、アルファタウリに多くの取りこぼしがあったことをも否定せず、また「我々はライバルチームほど競争力もスピードもないが、ミスを犯さずに良いレースを見せ、またミスによって両ドライバーがポイントを獲得するチャンスを逸することもなかった」と、自チームの堅実さを強調している。その上で、「両チームには幾つもの強みがあり、どちらもそれを活かしていく必要がある。（最終戦の）アブダビGPまで熾烈なレースが展開されるだろう」と予想した。

『planetf1』は「チャンピオンシップ争いにおいて、角田が鍵を握る存在となるかもしれない」と綴っていたが、レース毎に進化を遂げているルーキーのもたらすポイントが、結果を左右する可能性は十分にあるだろう。

構成●THE DIGEST編集部

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