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モータースポーツ

浮き沈みの激しい角田裕毅は「退屈しない」と専門メディアが合格点!ミスをなくせばレッドブル昇格もあり得る!?

THE DIGEST編集部

2021.11.30

 また、「アルファタウリが狙う次なるステップは、メルセデス、レッドブル、フェラーリ、マクラーレンの4強に割って入ることだが、ガスリーとツノダがステアリングを握り続ける2022年以降の、チームの進化に自信を持っている」と、現在はアルピーヌとのコンストラクターズ・ランキング5位争いで厳しい状況に置かれているにもかかわらず、明るい展望を示した。

「まだ彼の最高のものは出ていないが、今季の最高成績である6位入賞を果たしたハンガリーGPでは、彼の力を疑っていた者に対して本当のクオリティーを示した」という角田のドライビングスタイルについては、「アグレッシブと表現するのが妥当であり、それはF1でキャリアを積むためには最も受け入れられやすい方法だが、経験が不足している場合には、攻撃性と無謀さが混同することもある」と指摘する。

 そして、サンパウロGPではランス・ストロール(アストンマーティン)のインに突っ込んで、「ヤケクソで楽観的過ぎる」と批判されたことを紹介するとともに、「日本のスターは、今季残りのレースで多くの注目を浴びることになり、ここで最善の行動を取ることが賢明である」と、無謀な仕掛けをすることなく、F1ドライバーとしての成長ぶりを示すべきであると提言した。
 
 最後に「来季もアルファタウリとの契約があることは、彼にとって良いニュースであり、この1年間で経験を積んで、今季に犯したミスの数々を排除できるようになれば、2023年にはマックス・フェルスタッペンのナンバー2として試してみる価値があると、レッドブルを納得させることもできるだろう」と、ポジティブに記事を締めくくっている。

 確実な成長を遂げている21歳は、残り2レースでどのようなパフォーマンスと結果を示せるか。そして、大きくレギュレーションが変わる来季で、ルーキーイヤーの経験をどのように活かしてみせるか。世界中で、角田の今後に期待は寄せる者は少なくない。

構成●THE DIGEST編集部

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