2着のラブリイユアアイズは、8番人という評価が低すぎた印象。デビューから2連勝でクローバー賞(OP)を制し、前走の京王杯2歳ステークス(GⅡ)でも3着に食い込んいた。2016年の安田記念(GⅠ)を制したロゴタイプの産駒で、その”渋い”血統は目をひくし、また、じわじわと成績を伸ばしているデビュー3年目の成長株、団野大成騎手とのコンビというのも興味をそそられる。
3着のウォーターナビレラは、武豊騎手が「思い通りの競馬ができました。もう一歩でしたし、惜しかった」とコメントしたように、現時点での力は出し切ったと言っていいだろう。ちなみに、先行して上位に入ったのは本馬だけで、最後の粘りには目を見張るものがあった。ポテンシャルの高さは疑う余地がないだけに、このコンビが継続するならば、名手がクラシックでどのような策を繰り出してくるかにも興味が沸く。
1番人気に推されながら4着に敗れたナミュールは、前述したように、今回は出遅れがすべてだ。それでも、コンディションの悪いインを突いて勝ち馬とは0秒2差まで押し上げたのは流石というべきだろう。本馬が牝馬クラシック戦線で有力馬の一角を占めるであろうことは変わりがない。
その他で注目したいのは、8着となったスタティスティクス(牝2歳/栗東・石坂公一厩舎)。ダッシュがきかずに後方17番手で直線へ向いたが、そのからの伸びは素晴らしく(上がり3ハロンは推定34秒0)、ハーツクライ産駒であることも加味すれば、来春のオークスに出られれば(出走権が得られれば)、面白い存在になるかもしれない。
文●三好達彦
3着のウォーターナビレラは、武豊騎手が「思い通りの競馬ができました。もう一歩でしたし、惜しかった」とコメントしたように、現時点での力は出し切ったと言っていいだろう。ちなみに、先行して上位に入ったのは本馬だけで、最後の粘りには目を見張るものがあった。ポテンシャルの高さは疑う余地がないだけに、このコンビが継続するならば、名手がクラシックでどのような策を繰り出してくるかにも興味が沸く。
1番人気に推されながら4着に敗れたナミュールは、前述したように、今回は出遅れがすべてだ。それでも、コンディションの悪いインを突いて勝ち馬とは0秒2差まで押し上げたのは流石というべきだろう。本馬が牝馬クラシック戦線で有力馬の一角を占めるであろうことは変わりがない。
その他で注目したいのは、8着となったスタティスティクス(牝2歳/栗東・石坂公一厩舎)。ダッシュがきかずに後方17番手で直線へ向いたが、そのからの伸びは素晴らしく(上がり3ハロンは推定34秒0)、ハーツクライ産駒であることも加味すれば、来春のオークスに出られれば(出走権が得られれば)、面白い存在になるかもしれない。
文●三好達彦