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モータースポーツ

沈黙を保つF1前王者のハミルトン、弟は「少し休憩をとっているだけ」と明かす。リカルドはフェルスタッペンとの争いに“羨望”を隠さず

THE DIGEST編集部

2022.01.07

「ルイスには何度かメッセージを送っているが、返信は受けていない。しかし、彼を責めることはできない。その立場も理解している。彼は今、100%正しく反応する準備ができていないのだろう。ルイスが引退するとは思わない。戻ってくると確信している。彼はモータースポーツの大部分を占めており、F1の新時代にはフェルスタッペン、そしてルイスもいる。来年は、非常に挑戦的なシーズンが見られると確信している」

 かつて英国・労働党内閣で大臣を務めた、超党派議員団のF1部会の副議長ピーター・ヘイン卿は「ハミルトンは貧しい黒人の家庭から世界のトップに立った。おそらくあと数年で引退すると思うが、今季、彼が戻って来なければF1に大規模な打撃を与えることになる」と現役続行を訴えたが(日刊紙『EXPRESS』より)、現役選手では、マクラーレンのダニエル・リカルドが、違った形でハミルトンを称賛した(F1専門メディア『GPFANS』より)。
 
「メルセデスにはこの8、9年間、嫉妬してきた。僕はドライバーだが、この競技のファンでもあり、素晴らしいと思うとともに、それは羨望の的でもある。そしてF1が熾烈な戦いを繰り広げるのは素晴らしい。今季ほど、2人ドライバーが並んでいたシーズンは他に思い出せない。75%のレースで、2人はホイール・トゥ・ホイールの状態なっていた。これは素晴らしいことだ。僕がこの争いの当事者であれば良かったのに、とも思う」

「マックスをもはや若手と呼ぶことはできないだろうが、それでも彼はまだ若い。一方、ルイスは明らかにグリッド上で最も高齢の選手だ。そんな対照的な2人の戦いを見ることは本当にクールだ。ファン目線でも、これは素晴らしい」

 こうした声が上がる中で、7度の世界王者は今後、どのようなメッセージを世界に発するのか。そして、再びコックピットに収まる場合、対フェルスタッペンだけでなく、活きの良いジョージ・ラッセルという新たなパートナーとのチーム内対決、そして新レギュレーションなどの戦いに対し、彼がどのようなパフォーマンスを披露するか。興味は尽きない。

構成●THE DIGEST編集部

【関連動画】フェルスタッペンとハミルトンの“壮絶ラストバトル“をチェック!

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