マネジメント会社のク・ドンフェ代表理事は「チェ・ミンジョン選手は特定の選手（シム・ソクヒと考えられる）と一緒に練習する目的で鎮川選手村（合宿地）に入村したわけではない」と強調し、「これまで特定の選手による故意の衝突疑惑、同僚選手の悪口および卑下などによって激しいストレスを受けており、長い時間をかけて心理治療を受けた末、なんとか北京五輪に出場することができたんだ」と主張した。

　そして、「チェ・ミンジョン選手は依然として、練習中や世界選手権の期間中に、特定の選手からの妨害や報復行為があるのではないかという心配を感じている」と、トラウマを抱えている事実を明かした。そのうえで、「特定の選手が“謝罪”を前面に出してチェ・ミンジョン選手に個人的な接近および対面を試みないよう、事前に防止し、練習以外の場所で不必要な連絡および接触が発生しないよう、連盟と代表チームに要請する」と訴えかけた。
 
　女子ショートトラック界で、世界トップの座を争うチェ・ミンジョンとシム・ソクヒ。もはや埋めがたいほどに溝が深まった両者は、はたして同じチームで過ごして世界選手権（４月に延期の可能性あり）を戦い切れるのか。ふたたび、不穏な空気が沸き立っている。

構成●THE DIGEST編集部

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