このような反省を活かして「今年は十分な準備をしました」と語る角田だが、「ジムでトレーニングを行なう日は、目を覚ましてから、ずっと“悪い日”を過ごしているように感じます」と、それは決して彼にとって楽しいものではなかったことも正直に明かしている。
「ジムでのトレーニングは、今でも好きではありません。ジムの匂いも、機器も、全てが好きではありません。でも同時に、ジムが僕のパフォーマンスを向上させるのに、大いに役立っていることも承知しています。好きではありませんが、昨季に経験したことは、少しはトレーニングをするための動機づけにはなります」
今季の新たなレギュレーションの施行によって「疲れを感じる身体の場所は、昨季までとは違うかもしれません」と指摘する角田。現在、特に強化に力を入れているのは首だというが、それは彼が最も嫌うメニューであり、「最悪です。腕や持久力のトレーニングも良い気分ではありませんが、トレーニングが終わると少しは新鮮な気分になれます。でも、首のトレーニングは、ただ痛いだけで、何もありません。一日中、きつく感じます」と本音を打ち明けている。
嫌なこともぐっと我慢して肉体の強化に励んだオフ。これが角田をF1ドライバーとして成熟させ、安定して高いパフォーマンスを発揮し、結果を出せる方向に導いてくれるか。シーズンでそれを確認するのが、非常に楽しみである。
構成●THE DIGEST編集部
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構成●THE DIGEST編集部
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