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モータースポーツ

角田裕毅とミックのF1“2年生”を米メディアが「後退」と酷評 「ジョウ・グァンユは2人を凌駕している」との指摘も

THE DIGEST編集部

2022.06.24

 同メディアが指摘したのは、昨季終盤から安定感を身につけ、アブダビでの最終戦で4位入賞を飾って、さらに今季もポイント獲得という好スタートを切り、成長ぶりを示していたにもかかわらず、カナダで「新人のようなミス」を犯したことだ。バンプに乗ったことで、不運だと擁護するメディアもあったが、大部分は「酷いミス」「恥ずかしい」と酷評しており、やってはいけない類の過ちだったということである。
 
 また、シート喪失の可能性については、今季よりウィリアムズに加入したアレクサンダー・アルボンが10チーム中最も性能が劣る車でオーストラリアGPでは1セットのタイヤでレースの大部分を走り切って10位入賞を飾るなど「印象的な安定感を見せている」ため、彼が来季レッドブル・グループに戻った際、「堅実なレッドブルのラインアップの中で、角田は最も脆弱なドライバーとなる」ということだ。

 レッドブルといえば、F2に参戦しているユーリ・ヴィップスがゲームのライブ配信中に人種差別的な発言をしたということで、活動を停止することが発表されたばかりだが、同メディアは「レッドブルには他にも多くのドライバーがおり、この一件が角田の問題を解決することにはならない」と、若手ドライバーの突き上げもあることを指摘した。

 記事の最後では、F1“2年生”が苦戦している理由は、今季より施行された新たなレギュレーションと、それに伴う車の問題(トラブル)を挙げた同メディアだが、「今季のルーキー(アルファロメオのジョウ・グァンユ)は、経験の違いなどを考えれば、角田、ミックを間違いなく凌駕している。来季、2人が揃ってF1から姿を消さないよう、注意する必要がある」と“警告”で締めている。

 かなり厳しい内容の記事となったが、角田に関しては今季ここまで、多くの海外メディアから賛辞を受けてきているだけに、来週末の英国GPで結果を残して良い流れを取り戻し、不安を吹き飛ばしてくれることを期待したい。

構成●THE DIGEST編集部
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