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モータースポーツ

角田裕毅、英国GPの“同士討ち”でガスリーにSNSで全面的な謝罪。海外メディアは酷評もファンは賛否両論、チーム批判も

THE DIGEST編集部

2022.07.04

 一方、自身のSNSでは「まず何より、ジョウ・グァンユ(アルファロメオ)とアレックス・アルボンが無事だったことが本当に嬉しいです」とスタート直後に大クラッシュを喫した2選手に言及した後、「ピエールとの衝突については、チーム、ファクトリーのスタッフ、ファン、そして特にピエールに対して、とても申し訳なく思っています。これは完全に僕のミスです。オーストリア(次週のオーストリアGP)には、より強くなって復活します」とのメッセージが投稿されている。
 
 そんな彼に対し、アルファタウリのテクニカルディレクターであるジョディ・エッギントンは「ポイント獲得のためにチームやドライバーが一生懸命に働いた週末に、その可能性を捨て去ったことに対しては非常に苛立っている」「ユウキの動きはベストなものではなく、避けるべきものだった。我々はこれについて、話し合う必要がある」とのコメントを残した。

 アルファタウリはSNSでも「シルバーストーンでは我々の日ではなかった」「有望なスタートを切った後のタフな1日」と失望を露にし、接触直後には「これについては話したくない」と投稿したが、ファンからは、角田に対する不満だけでなく、彼よりペースが遅かったガスリーが譲るべきだったという意見、そして何よりも両ドライバーをコントロールできなかったチームやそのストラテジストに対する批判が多く寄せられている。

 ただ、直接的にアクシデントを引き起こすことになった角田に対するメディアの見方は厳しく、なかでも英国のモータースポーツ専門サイト『THE RACE』は「モントリオールでのピット出口でのコースアウトの後、シルバーストーンでは自身と同僚のレースを破壊。少なくとも、この不器用な動きまで、アルファタウリは少なくとも7、8位でフィニッシュすることが有望だった」と綴り、以下のように厳しく続けた。

「希望に満ちている角田のキャリアについて懸念する時期はもう終わったと思っていたが、それは時期尚早だった。レッドブルは2023年に向けて角田の代役を見つけてはいないかもしれないが、もし彼が今後、これまでのより改善されたバージョンに戻ることなく、最近の悪い傾向を続けるのであれば、別の誰かを採用することも考えるだろう」
 
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