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モータースポーツ

【F1】角田裕毅に「3度目のしくじりは避けるべき」と専門メディア。レッドブルによる「心理面改善」着手も話題に

THE DIGEST編集部

2022.07.07

 このように捲土重来を期す22歳のドライバーに対して、海外メディアではフランスのF1専門サイト『Motorsport NEXTGEN-AUTO.com』は「角田は英国GP以降、良い日々を過ごせなかった違いない。モントリオール、シルバーストーンでのしくじりの後、彼は“3度目”を避ける必要がある。まだ彼は、来季の契約をチームと交わしていない……」と、ミスは許されない状況であることを指摘した。
 
 また、イタリアの自動車専門サイト『MOTORIONLINE』は「ユウキのモチベーションは非常に高い。シルバーストーンでの不明瞭なパフォーマンスの後、ファエンツァの日本人旗頭は、良いドライビングを披露したシーズン序盤の姿に戻ることを目指している」と綴り、こちらも「まだ来季のシートは保証されていない」との一文で記事を締めている。

 レッドブルのヘルムート・マルコ顧問がオーストリアの放送局『Servus TV』に語ったところによれば、角田にはメンタル面の改善のために心理学者がついているという。これには「コーナーで暴言を吐き続け、それがパフォーマンスを阻害している」との理由があり、「感情を抑えるという点で、角田は問題児だ」ともマルコ顧問は語っている。

 F2時代にも、他車に邪魔をされたりすると思わず怒声を上げ、それによってドライビングが荒れてしまうことがあった角田は、感情のコントロールを覚えることでパフォーマンスが格段に上がったと自ら明かしたことがあったが、よりプレッシャーも大きいF1においても、メンタル面のケアは必要なのだろう。

 昨季はマルコ顧問の指示によって英国からイタリアに住所を移したことが、その後の改善に繋がったという実績がある。こうした姉妹チームからの“介入”は、ポジティブに考えれば、レッドブル・グループ内における角田への期待がまだ失われていないことの表われとも考えられるが、今回はどれほどの効果があるかが注目される。

構成●THE DIGEST編集部
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