FP１で13番手、FP２で15番手のタイムを計測したチームメイトのピエール・ガスリーは「車のバランスに問題はなく、ただグリップがないだけ。ほとんどのコーナーでスライドし過ぎる」と指摘したが、チーフ・レースエンジニアのジョナサン・エッドルスは「我々の今日のパフォーマンスは、期待したものとは違っていた」と、想定外の結果であったことを強調している。
  　エッドルスはまた、「これがドライで走行できる最後のチャンスだったかもしれない」として、今後のセッションは雨になる可能性を示唆したが、F1公式サイト『F1.com』は２日目以降の天気について、２日目は「午前中は雨が降る見込みで、雷雨と激しいにわか雨が一日中続く可能性が高い」、最終日は「午後ににわか雨が降る可能性が高い」と予想した。

　苦しい出だしとなったアルファタウリ、そして角田について、ドイツのモータースポーツ専門サイト『MOTORSPORT TOTAL.COM』は「アルファタウリのアップデートは計画通りに機能せず。角田はパフォーマンスの低さと原因が分からないことに戸惑っている。彼やガスリーは、ペース不足を補うために、土日で雨を望んでいる」と記述。一方、イタリアの自動車専門サイト『MOTORIONLINE』の報道もネガティブな内容に終始している。

「ファエンツァのチームにとっても、ユウキにとっても、困難は続く。FP２では何かがうまくいかず、グリップ不足を解決できないまま、19番手に沈んだ。苦しい週末を過ごしている彼らが予選で良い順位を取り戻すのを、雨ならば確実に助けることができるだろう」

構成●THE DIGEST編集部
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