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格闘技・プロレス

“赤いベルト戦”で朱里が初代王者を粉砕! 敗北の高橋奈七永は「これで終わりなんかじゃない」と宣言【スターダム】

どら増田

2022.08.22

 奈七永はラリアットからナナラッカを決めるが、これもカウント2で返され、ヘッドバットの連打から走ったところを朱里がカウンターのハイキック。両者髪のつかみ合いになる。朱里のヒザ蹴り連打で奈七永がダウンすると、KO間際で起き上がって来たところを担ぎ上げ、最後は朱世界が決まりカウント3。朱里が死闘を制し、歴史を乗り越えた。

 試合後、朱里は、「私はあなたが今のスターダムで生温いと言ったことは許せなかった。だから、今日の試合でそんなこと言えないぐらいアツイものを伝えたかった。伝わりましたか?」と奈七永に問いかける。

 すると奈七永は、「負けたから何も言いたかねぇけど、伝わったよ。伝わったし3カウント聞いちまった。負けたよ」と話し始め、「でも私はこれで終わりなんかじゃない。むしろきょう始まった気がするんだけど。それが答えと思ってもらっていいかな?」と返した。

 さらに、「高橋奈七永っていう劇薬を生かすも殺すも、スターダムそして、朱里次第なんじゃねぇの?まだまだ終わんねーし絶対にやり返すから!覚えとけ!」と継続参戦表明すれば、バックステージでも朱里を「伸びしろがある」と称賛。「KAIRIの分まで」と引退覚悟の試合を乗り越えたことにより、自信を深めたようだ。

 また、朱里は「何回でも高橋奈七永、勝ってやるよ!」と再戦も認める考え。朱里は、歴史を乗り越えただけじゃなく、高橋奈七永をも再生させてしまったのは間違いない。
 
◆スターダム◆
『STARDOM×STARDOM 2022~名古屋真夏の遭遇~』
2022年8月21日
愛知・ドルフィンズアリーナ(愛知県体育館)
観衆 1353人
▼ワールド・オブ・スターダム選手権試合~THE HISTORY~(30分1本勝負)
<王者>○朱里(24分24秒 片エビ固め)高橋奈七永●<挑戦者>
※朱世界
※第14代王者が8度目の防衛に成功。

取材・文●どら増田

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