『planetf1』は「イモラ（エミリア・ロマーニャGP）やバクー（アゼルバイジャンGP）のように６位を目指した、励みとなる週末もあれば、モントリオール（カナダGP）でピットを出る時にウォールに突っ込んだり、シルバーストーン（イギリスGP）でチームメイトに接触したりする瞬間もあった」と振り返った後で、「F１ドライバーとしての角田の、２年目前半戦をどう判断すればいいのか？」と、評価が難しい前半戦だったことを強調する。
  　続けて、「アルファタウリが彼を育てるために最善の努力を尽くし、レッドブルが彼の可能性に確信を持っているにもかかわらず、角田自身が彼の最大の敵となっている」と指摘。周囲から高い評価を受け、期待を寄せられている一方で、これを自身のミスで台無しにしている現状を厳しく評した。

　そして最後に、同メディアは「彼の2023年の居場所はまだ確定していないが、いよいよ角田が次の一歩を踏み出すとともに、果敢に挑戦を続けるドライバーとして開花する時がやって来た」と締めている。有望な新人から、F１完全定着へのステップアップを果たすために、目に見える結果を残すことが、この後半戦で求められるということだろう。

　F１でのキャリアを左右するとも思われる今季残りのシーズン。待望の母国レース（日本GP）を含めた９戦で、彼がどのようなパフォーマンスを発揮できるか。車の性能や安定性の向上も不可欠な要素ではあるが、期待を持って見守りたい。

構成●THE DIGEST編集部
【関連記事】英専門メディアがF１前半戦の全ドライバーをランク付け！ フェルスタッペン、角田裕毅、ガスリー、ルクレールらの評価は？

【関連記事】仲を深める“角田裕毅＆ガスリー”に「予想だにしなかった友情」と海外メディアも注目！ 「ファンも夢中」

【関連記事】英国GPで“同士討ち”の角田裕毅に海外メディアからは酷評＆最低採点も…「ルーキーですらボスからカミナリを落とされるミス」