点数以外の明確な目標設定も明らかになった。「スピードと正確さが日本のストロングポイント」という眞鍋監督が求めるジャンプサーブの速さは90㌔以上。VNLの後半戦でサーブのスピードが遅くなることが多かった反省から、今回の合宿からスピードガンを導入し「口うるさく言っている」という。
壮行試合では、同じ選手がサーブを打つ場所を何度も変える工夫もみられた。90㌔をクリアしている宮部愛芽世(東海大)は「真っすぐに回転をかけるだけならスピードがあってもレシーブされやすいので、コーナーから逆コーナーに横回転をかけるようにしている」と話す。
また、速い攻撃の中でも、「VNLで少し速くしたら、非常に効果的だった」(眞鍋監督)というバックアタックの精度も高めている。
23日から始まった味の素ナショナルトレーニングセンターでの合宿で最初に行ったのは、バックアタックの位置の確認だったという。合宿前に岡山と姫路で行われた世界選手権壮行試合で「セッターの(上げるボールの)位置がバラバラだったので、チーム全員で再確認した」と眞鍋監督。
アタッカーがボールを打つタイミングは0.8秒以内に設定されており、セッターにはどの位置からでも同じ場所にトスを上げることを求める。
速い攻撃のカギを握るセッターには、VNL出場の関菜々巳(東レ)、松井珠己(デンソー)から松井が外れ、古傷の手術後のリハビリのためVNL後に合流した籾井あき(JT)が入った。VNLでの眞鍋監督のセッター評は「関はトスが速くバックアタックのコンビも合っている。松井は強気で古賀とも合っているが、連続失点が多かった」といい、籾井については「トスのスピードはまだ遅いが正確で、東京五輪での経験が武器。身長も高く腕も長い。サウスポーも魅力」と招集した理由を説明する。
ただ、「壮行試合で、サウスポーだからツーアタックを決めてくれと何度も言ったが、4試合で1本も試してくれなかった」と不満も漏らす。籾井は「以前はよくやったが、打たせる側としては自分が決めるより、決めてもらおうと考えているので回数は減った。監督から言われているので、毎回やるという意識で取り入れたい」と話しており、ツーアタックを取り入れることで攻撃の幅は増えるだろう。
壮行試合では、同じ選手がサーブを打つ場所を何度も変える工夫もみられた。90㌔をクリアしている宮部愛芽世(東海大)は「真っすぐに回転をかけるだけならスピードがあってもレシーブされやすいので、コーナーから逆コーナーに横回転をかけるようにしている」と話す。
また、速い攻撃の中でも、「VNLで少し速くしたら、非常に効果的だった」(眞鍋監督)というバックアタックの精度も高めている。
23日から始まった味の素ナショナルトレーニングセンターでの合宿で最初に行ったのは、バックアタックの位置の確認だったという。合宿前に岡山と姫路で行われた世界選手権壮行試合で「セッターの(上げるボールの)位置がバラバラだったので、チーム全員で再確認した」と眞鍋監督。
アタッカーがボールを打つタイミングは0.8秒以内に設定されており、セッターにはどの位置からでも同じ場所にトスを上げることを求める。
速い攻撃のカギを握るセッターには、VNL出場の関菜々巳(東レ)、松井珠己(デンソー)から松井が外れ、古傷の手術後のリハビリのためVNL後に合流した籾井あき(JT)が入った。VNLでの眞鍋監督のセッター評は「関はトスが速くバックアタックのコンビも合っている。松井は強気で古賀とも合っているが、連続失点が多かった」といい、籾井については「トスのスピードはまだ遅いが正確で、東京五輪での経験が武器。身長も高く腕も長い。サウスポーも魅力」と招集した理由を説明する。
ただ、「壮行試合で、サウスポーだからツーアタックを決めてくれと何度も言ったが、4試合で1本も試してくれなかった」と不満も漏らす。籾井は「以前はよくやったが、打たせる側としては自分が決めるより、決めてもらおうと考えているので回数は減った。監督から言われているので、毎回やるという意識で取り入れたい」と話しており、ツーアタックを取り入れることで攻撃の幅は増えるだろう。